毒親の呪縛から逃れられたきっかけ

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私は幼少期から親のことが好きではありませんでした。
両親は厳しくそして過干渉でした。
好きな習い事はやらせてもらえず、親の決めた習い事や塾に通う。
親の意見は絶対で、私の意見は聞いてもらえない。
親の言う通りにすれば文句は言われなかったので本当の気持ちは言わずに怒られないように過ごしてきました。

男女交際も禁止でしたが私は彼氏が出来たことも内緒にしていました。
結婚するまで家を出てはいけないと言われましたが、じゃあどうやって結婚するの男女交際禁止なのに。と思っていました。
でも社会人になってからお金を貯めて反対を押し切り家を出ました。彼氏と半同棲するためです。

けれどバレて家に引き戻されました。結婚すれば家を出られるのであればと思い、その時つきあっていた彼にごり押しして結婚してもらい家を出ました。

家を出るための結婚だったため、当然結婚の覚悟などできておらず結婚して親元を離れさえすれば幸せになれると思っていたのですがそんなはずはなく結婚生活もうまく行かずに離婚に至りました。

私は親のことが大嫌いでした。
ですが、世の中には親と仲良しの子供もいますし、友人でも親を嫌っている人は私の周りにはあまり見えませんでした。
家族団らんが当たり前の世の中に見えました。けど家族団らんなんて吐き気がすると思っていました。
だから、うちは特別変なんだ。と思っていました。

生きづらさを感じていました。結婚もうまく行かないし、自分は就職もうまく行かなかった。自分に自信なんてないし、これって親の育て方がひどかったせいではないか?と思い始めました。

色々調べたらやはり親の育て方によって子供に傷やブロックを作って生きづらくなることはあるようでした。そう気づき始めたのは20代の頃で、当時はアダルトチルドレンだとか毒親だとかいう言葉はなかったのですが、最近になってその言葉を聞き、あぁ私のことだな。と思いました。

親の育て方によってたくさん傷ついた!辛かった!そんなことをいつも思っていました。インナーチャイルドの癒しやアダルトチルドレン解消のカウンセリングも受けました。たくさんお金を使いました。
心理の本や自己啓発の本などもたくさん読みました。

そこで、気づいた事は「昔の子育てはそれが常識だった」という事です。
親の世代は今のような常識ではなかったし、親はそれが正解だと思って子育てをしていたという事です。

更に時を経て気づいたのは、おそらくそれはうちの親だけではなく、私世代(40代前後)の親は多分みんな同じような子育てをしていたのではないかという事です。

程度の差はあれ、子供の気持ちを尊重する、とかそういう今風の子育てではなく「親の言う事は聞くべき」みたいなことが常識だった。
それを別に何とも思わない子供もいたかもしれないし、私のようにとても嫌な気持ちになった子供もいたかもしれない。

また、程度の差はあれ皆親の育て方によって、生きづらさというのは持っているのではないかという事。
完璧な子育てをされた人なんているわけはないし、みんな何かしら親からの影響は受けているのです。

もちろん虐待などで心の傷が深い方く日常生活に支障が出ている方もいらっしゃると思うので、そういう方はまた別の話なのですが
とりあえず日常生活に支障をきたさず何とか生きている人達は皆、何か苦手な事と戦っているだろうし人間関係が全て円満な人もいないだろうし、自信満々な人もいないだろうし、コンプレックスが全くない人もいないと思うのです。

だから、私は特別な毒親育ちだったという被害妄想を持ちつつ生きてきたけれども、
「あ、私、別に特別な毒親育ちってわけじゃないな」
と気づいたときに、
なんかもう親とか関係ないな。と吹っ切れたのでした。

親の育て方がどうだったとか過去のことを言っても仕方なくて、
私は親の育て方のせいで確かに人に意見を言いづらい性格や、我慢をして人に合わせる性格になってしまったけど、
それをどうやってうまくやっていくか。と考えて実践していくことが必要なだけで
親のせいにすることは全くの時間の無駄なのです。

私は人に意見を言いづらいけれど少しでも言えるように試みてみたり、
我慢をしすぎないように気を付けてみたりしています。
ただそれだけの事。
そういう事なんだな。
と最近では思っています。

幸せになるには、色々辛い事や苦しいこともあると思うけれども、その中でもなるべく穏やかで笑顔でいられるように工夫すればいい、それだけの事なのかもしれません。



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