コロナウィルスに感染の重症化リスク因子

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ご覧頂きありがとうございます。
コロナウィルスの感染の重症化リスク因子についてお話します。

コロナウィルスの感染の重症化リスク因子としては

(感染してしまう可能性が高くなってしまう群のこと)*基礎疾患など
①慢性腎臓病
②慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喫煙
③糖尿病
④高血圧
⑤心血管疾患
⑥肥満(BMI知30以上)
※妊婦なども重症化しやすいかは明らかでないが注意が必要。
以上が重症化のリスク因子となっています。

ではこれらの疾患がなぜリスクが高いのか?順に見て行きましょう!

①慢性腎臓病

慢性腎臓病は、高血圧や糖尿病が原因の1つです。その原因になった病気(高血圧や糖尿病)のため、免疫力が低くなっている場合があります。
特に、腎臓から尿中にたんぱくが漏れ出すネフローゼ症候群は治療のために免疫抑制薬を使用します。その結果、免疫力も低下してしまうので、ウイルスなどに感染しやすい状態です。腎移植を行った場合も、拒絶反応を防ぐために免疫抑制薬を使用しているので注意が必要になります。


②慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喫煙

COPD患者は一般的に感染症にかかりやすいとされていますが、新型コロナウイルス感染症にかかりやすいかということは、まだはっきりわかっていません。その一方で、COPD患者は、新型コロナウイルス感染症にかかると重症化しやすいことはわかってきました。さきほどの日本呼吸器学会の調査では、COPD患者の死亡率は13.0%と全体の死亡率5.6%より明らかに高かったのです。COPDは「たばこ病」ともいわれるほど喫煙と深く関係しています。WHOは新型コロナウイルス感染症の重症化リスクとして、持病のある人、高齢、肥満などとともに喫煙をあげました。重症者の割合は、非喫煙者に比べ喫煙経験者が1.7倍多かったという研究もあります。これらの理由については、COPD患者は肺にダメージがもともとあるため、健康な人と比べると深刻な肺炎になりやすく、新型コロナウイルスの入り口になるACE2受容体が喫煙により増えているなどと分析されています。しかし現時点では、ぜん息やCOPDと新型コロナウイルス感染症の関連については、未解明な点が多く、米国立衛生研究所(NIH)などが詳細な研究に取り組んでいます。

引用:独立行政法人 環境再生保全機構 大気環境・ぜん息などの情報館
   すこやかライフ№55より

③糖尿病

糖尿病を患っている方は血糖値のコントロールが必要です。仮に血糖コントロールが良くないと白血球や免疫細胞の機能低下が起こります。
→ウィルスなどの病原体に勝つことが難しくなる。
糖尿病は合併症を併発することも多く、その中でも血流障害が起こる場合でもコロナウィルスによる重症化リスクがあります。
更に血糖値が高いとウィルスが増殖しやすいということにもなります。
よって、さまざまな感染症をきたしてしまいます。

④高血圧

高血圧患者が新型コロナに感染しやすい、ということはないと思います。一方、重症化については、直接の要因というより、高血圧によりすでに血管や臓器が傷んでいるところに新型コロナにより大きな負荷がかかるため、重症化につながると考えられます。高血圧の方は重症化リスクがあるといえるわけで、やはり注意が必要です。また新型コロナに関しては、降圧薬の使用について様々な議論もありますが、専門家は薬をやめることによって血圧が上昇し、脳心血管病につながることの方が心配だと考えています。

引用:第一三共株式会社 会社情報 広告ギャラリー 高血圧と新型コロナ感染症より
高血圧よりも高血圧になりやすい状態、つまり生活習慣ということになります。高血圧をきたす要因として①遺伝的②塩分の取り過ぎ③肥満④ストレスといった要因が高血圧を引き起こしてしまいます。①の遺伝的要因は家族性ということもあるので、気を付けることは難しいので、②③④に注意しながら生活してみるように心がけて下さい。

みなさんは生活習慣大丈夫ですか?

⑤心血管疾患

高血圧や糖尿病、肥満は動脈硬化の要因であります。コロナウイルス感染によって心臓・肺は過剰な負荷から心不全や脳卒中を引き起こす可能性があります。またコロナウイルス感染により免疫反応が過剰に反応して全身性に炎症が起こるサイトカインストーム(免疫暴走)が引き起こされ、心臓の筋肉に炎症を起こして心筋炎をおこすだけでなく細動脈、毛細血管などの微小血管に血栓を形成して循環障害をきたし、肺塞栓や脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。動脈硬化は血管がもろく、血栓ができやすいので注意が必要ですね。
ようするに、高血圧や糖尿病、肥満は血管がもろいためコロナウィルスによって心不全や血栓症になりやすい状態にあり、そのためリスクが高いということになります。

⑥肥満(BMI知30以上)

コロナウィルスによってサイトカインが産生が増え、さらにインスリン拮抗ホルモンの分泌も増加します。その結果インスリン産生が弱くなります。
インスリンの低下が病原体との免疫機能を弱らせて感染症へかかりやすい状態になります。

最後に

いかがだったでしょうか?
重症化をおこすリスク因子は、肥満や高血圧などの生活習慣病と関連していると推測されていますが、現時点でははっきりとしたことはまだ分かっていません。今出来ることをやってコロナに負けないように一緒に頑張っていきましょう。コロナの研究など、今後の解明に期待されるところです。
参考にして下さい。

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