管理栄養士 兼 パーソナルトレーナーのSAEです!
いつもありがとうございます。
今回は、お客様から頂いたお悩みではなく、私がこの頃注目している
「新型栄養失調」
についてご紹介します。
栄養失調って、日本では戦争中や戦後、海外では発展途上国など、食糧不足が原因で起こっているイメージがあります。
近頃、食品ロスが問題になるほど飽食の時代と言われている日本で、“新型“栄養失調というものが話題となっています。
これはどの年代でも起こりうることなので、ぜひ知って欲しいです。
新型栄養失調とは?
摂取カロリーは足りているのに特定の栄養素が不足し、カラダの不調につながること。
偏った食事が原因となります。
年代によって、原因が異なります。
○若い女性
食事制限によるダイエットで、全体的に栄養素が不足しがち。
カロリーを制限するため、野菜に偏ってしまい、肉・魚などのたんぱく質の不足が目立ちます。
たんぱく質が不足すると、筋肉量や基礎代謝が低下し、免疫力の低下にもつながります。
このコロナ時代には避けていきたいところです。
さらに貧血になりやすく、抜け毛や浮腫につながる可能性もあります。
○働く世代
お仕事の合間にコンビニおにぎりのみや菓子パン、インスタント食品など、お手軽なものに偏りがち。
野菜やキノコ類、海藻類の不足により、食物繊維・ビタミン・ミネラルの不足が目立ちます。
カラダの調子を整える栄養素が不足するので、疲れやすくなったり、免疫力の低下につながる可能性もあります。
○高齢者
うどんなどの柔らかいものに偏りやすく、さっぱりしたものを好むため、肉・魚などのたんぱく質の不足が目立ちます。
それに加え、買い物に出ることが少なくなりやすいので、食品が偏りやすかったりします。
たんぱく質の不足は、筋肉の衰えにも繋がるので、高齢者の方にとっては本当に大切な栄養素です。
ここまでお話した通り、新型栄養失調になる原因は様々ですが、一貫していることは、
バランスの良い食事を摂取しましょう
ということ。
といっても、これが一番難しいのですが。
ポイントは、
主食(米・麺・パン)
たんぱく質(肉・魚)
野菜
キノコ類
海藻類
この5つが揃っていればOK!
今日1日の中で、1回でも食べたかな?と思い出してみてください。
そして、この頃食べられていないものを食べてみてくださいませ。