社会人学生さんの「あるある」

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 ココナラ登録以前は、対面でのレッスンが多かったので、
生徒さん個別のご事情をうかがう機会も多かったのですが、
特に社会人学生さんの悩み、苦労には共通する点が多いように思います。

その中で最も多かったのが、指導教官があまり教えてくれないという悩み。
大学の先生というのは、教育者である前に研究者であるのが普通ですから、
研究室に残りそうな一部の人を除いて、学生の指導には
出来るだけ時間をかけたくないと思うのは仕方ないでしょう。
特に、大学院の場合、学部で一通りの基礎は身につけているとみなされますから、社会人であるからといって、特別に指導してくれる先生は稀のようです。
基礎学力が不足していると感じたら、積極的に教えてくれと頼むか、
自助努力で学習するしかないのですが、つい仕事を優先してしまい、
論文の締め切りが迫って、困り果てて相談に来られるかたが少なくありませんでした。
一般学生のように友達同士で教えあう機会が中々持てないという事情もあるのか、指導員から言われる専門用語すら理解できていない人も少なくないようです。

また、例のSTAP細胞問題が起きた後は、大学教育全体で、
安易に学位を与えてはいけないという考え方が増えたようで、
社会人学生だから大目に見てくれるなどという事は
(本来当たり前ですが)期待出来ません。
中には分析方法や論文の記述まで指導してなんとか形になった人でも、
口頭試問で基礎的な検定の考え方が説明できず、
卒業出来なかった生徒さんも実際おられました。
そういう方々へのアドバイスとしては、大学の論文を甘く見てはいけない、
準備は出来るだけお早めに、としか申し上げようがありません。

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