第1回では会社が退職金を支払う根拠となっている「退職金規定」の所在についてお話ししました
皆さん、もうお手元に退職金規定はありますか?
会社が社員の皆さんに退職金を支払う根拠となっている退職金規定、この中には、
「誰に対して」「いくら」「どこから」退職金が支払われるのか?
が明記されているわけですが、今回からしばらくはこの中の「いくら」に注目していきたいと思います
退職金の金額は何によって決まる?
退職金の金額は長く勤めるほど、増えていくというのは漠然と理解しているのではないでしょうか?
それ以外には、辞めた理由であったり、会社への貢献度などによっても金額は左右されることがあります
これらは会社が独自に決めることであり、会社の退職金に対する考え方などを踏まえて決められています
① 勤続年数
基本的には長く会社にいるほど金額は増えていく
② 退職事由
定年退職には満額、場合によっては増額されることも
自己都合で退職する場合は、減額されることが多い
③ 会社への貢献度
評価や役職などを退職金に反映させる
特に③会社への貢献度については、これを反映させるかどうかで退職金の算定方法つまり退職金を算出するための計算式が変わってきます
退職金の算定方法は?
退職金の算定方法にはざっくりと分けると以下の3通りになります
(下の説明は分かりやすくなるよう退職事由を無視した説明にしています)
① 定額制
勤続年数のみによって決まる制度です
⇒ 会社への貢献度は反映されません
② 給与比例制
勤続年数と辞めた時の給与によって決まる制度です
⇒ 退職するときの役職等が反映されます
③ ポイント制
入社から退職までに積み上げられるポイントによって決まる制度です
⇒ 入社からの退職まで全期間の貢献度が反映されます
複雑な制度設計にすることによって上記に当てはまらないケースもあり得ますが、ほぼこれで説明ができます
それでは次回以降ではそれぞれの算定方法の特徴について詳しくお話します