プログラミング学習でやる事が増える理由

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プログラミング学習でやる事が増える理由

効率よくプログラミング学習を進める秘訣は「やる事を減らす」事と言う話を紹介しています。この記事では、プログラミング学習でやる事が増えてしまう原因について考えてみました。


困った時にどうするか?
プログラミングの学習以外でも、新しいことを始めたり、困った事があると大抵は何らかの調査をします。

最近では、インターネットで検索をしたりする場合が多いと思いますが、後は本で調べたり、詳しい人に相談したりして学習の方法や方針、コツなどを決めて進めると言うような手順で行うかと思います。

実際に、殆どの情報はインターネットで見つける事が可能になっているので、独学でも余り問題なく学ぶ事ができるようになっています。

オンライン講座や学校に行けば、エキスパートに質問することもできるので、インターネットに余り情報が無い様なケースでもスムーズに先に進む事が可能です。

問題は何か?
学習していて困るのは、行き詰まった場合が多いのも事実です。そうした場合に、沢山ある情報ソースはとても有効です。

一方で考える必要があるのは、学習にかかる時間です。

情報が沢山あるので、簡単に方針や方向性が決められて、問題の解決も比較的簡単にできるので、効率が良さそうに見えます。

しかし、実際には、情報が多すぎる事が効率を落としてしまう場合があります。

一番の問題は、多すぎる情報で、やることも増えてしまう場合が多いからです。 やる事が増えれば当然、それに費やす時間も増えます。つまり、時間がかかると言う事です。

やると「役に立つ!」
プログラミング学習に限った事ではありませんが、色々な人に相談してアドバイスを受けると、大抵は、過去の経験などから色々なアドバイスをもらえます。一つ一つは、とても良いアドバイスで、「やらないよりはやった方が良い」事が殆どです。恐らくアドバイスをする方も、成功体験があって、真剣にアドバイスしてくれている訳ですから、何らかの良い点がある場合が殆どです。

ところが、同じ様な相談を複数の人にすると、同じ様なアドバイスをもらえる場合も多いですが、人によって違うアドバイスを頂く場合も結構あります。話を聞く限り、「確かにその通り」と言う内容の物も多く、やる事がどんどん増えてしまう場合が沢山あります。

プログラム開発の例を挙げると、Web 開発のフロントエンドのフレームワークで、「React」と「Vue」、「Angular」など色々なものがあります。それぞれ特長があって、どれも素晴らしいフレームワークだと思います。当然、一つしか知らないより全てを知っている方が良いに決まっています。ところが、これを全て学習するという話になると話が変わってきます。 一つを習得するだけでも、相当の時間がかかります。一方で「機能的には同じ」様な物です。別な言い方をすれば、一つ知っていれば、基本的に Web 開発では問題ないと言えます。もちろん、仕事で仕事の発注元の方が指定している場合には、知らないとその仕事をするのは難し苦なります。一方で、どれか一つを選んでそれで対応可能な就職先や仕事を見つければ良いだけの話とも言えます。

Web 開発では、フレームワークの他に、HTML や CSS、Javascript などの学習が必要になります。そうした場合、色々なフレームワークに手を出すとその分学習する内容が増えます。そうすると、当然時間もかかります。それよりは、一通りのスキルを先に身につけて、「仕事ができる様になる」方が長期的に見て有利になる場合が多くなります。後は、仕事をしながら、時間を見つけて、後から幅を広げて行った方が、効率的で、理解も深まります。

「知っている」より「使いこなせる」
プログラム学習で大切なことは、「知っている」よりは、学習した事を「使いこなせる」事の方が重要です。 「知っている」レベルの学習ならば比較的短時間でもできますが、「使いこなせる」様になるには、時間がかかるのが普通です。中途半端に知っているより、一つでもきちんと使いこなして、何かを開発できる方が採用する際も、仕事を依頼する際も重要視する場合が多くなっています。

プログラミング学習でやる事が増えてしまう理由は、沢山のアドバイスや情報に振り回されてやる事を増やしてしまっている事に原因があります。特に色々な人にアドバイスしてもらった場合、この傾向はより強くなります。やった方が良いのは事実ですが、「今やらなくてもよい」のも事実です。

プログラミング学習でやる事を増やさないコツは、まずは情報ソースを一つに絞る事が重要です。 色々調べたり、助言を求めるのは問題ありませんが、実際に方針や方向性を決める際は、まずは「一人の」「一つの」ソースに絞って試してみるのが一番です。それが間違っている場合もありますが、間違っていると分かった時点で修正すれば良い話です。

違うと言っても全く違うという事は余りないはずです。多くの共通点とその人ならではのアドバイスという形になっている場合が殆どなので、基本的にはどれを選んでも大差はないと思います。直感的に自分に合っていそうな人のアドバイスを取り入れてやってみると良いかと思います。

まとめ
プログラム学習だけではありませんが、やる事が増える一番の原因は過剰な情報とアドバイスにある場合が殆どです。 違う人に聞けば、同じことでも違うやり方、違う経験があるのでやる事はどんどん増えていきます。

その道である程度成功している人の言うことは、やった方が良い事が多いですが、今必要でないものも多くなります。 まずは、調査した上で一つの情報源に絞ってやる事を決めていくと必要以上にやる事を増やさないですみます。

やってみて、違うと感じたら、修正すれば良いだけで、やる事をできるだけ広げずに少しづつ前に進むのが効率良い学習のやり方だと言えます!
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