「これ、いいテンプレ見つけました!」
若手のA君が、自信満々でパワーポイントを開いた。
プレゼンの相手は、業界でも有名な決裁者。
普段の資料よりも、しっかり整えた内容で勝負したい。
だから今回は、「伝わる構成テンプレート」をベースにスライドを
作ることにした。
数日後。
資料は完成した。見た目も整っているし、流れもスムーズ。
構成は、「課題 → 解決策 → 実績 → クロージング」。完璧。
…だった、はずだった。
プレゼン当日。
相手の反応は、想像とちがった。
「…で、御社ならではの強みはどこにあるんですか?」
「他社さんの提案とも似てるので、ちょっと検討しますね。」
その言葉に、A君は思わず顔をこわばらせた。
構成も整えた。資料も詰め込んだ。
でも「どこにでもある資料」になっていたのだ。
◆ なぜ、失敗したのか?
テンプレートは“整える”には便利だ。
見やすく、流れもまとまりやすい。
でも、そこに「自分たちらしさ」や「相手に刺さる視点」がなければ、
ただの「型に情報を流し込んだだけのスライド」になる。
整いすぎた資料は、ときに印象を薄くしてしまう。
◆ 解決のヒントは?
テンプレは“設計の土台”にはなるが、
「決裁者に響く資料」には、そこからの“編集”が必要だ。
・相手が「それ、うちに関係ある」と思える構成になっているか?
・「自社だからできること」が明確に表れているか?
・1枚ごとに、伝えたい意図が“言語化”できるか?
そういった視点で、テンプレを“自分たちの提案”に書き換える
作業が欠かせない。
◆まとめ
整った資料を作るだけなら、テンプレでも十分。
でも、「刺さる資料」「選ばれる提案」をしたいなら・・・
テンプレから、もう一歩踏み込むこと。
それが、“魅せるスライド”のスタートラインかもしれません。