歌ってみたの録音・データ作成のコツを伝授します!

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音声・音楽
初めまして、当STUDIOのエンジニアの、あてなと申します。
歌ってみたをするにはまず歌を録音する必要がありますが、録音するといっても初めてではどんな環境や設定で行えばいいかわからないですよね。
そんな方のために、最低限知っておくと良いことをまとめさせていただきました!
また、ベテランの方でも意外な落とし穴があったりするので、もしよければご覧いただければと思います!

・曲のテンポを調べ、録音ソフト上でメトロノームを鳴らす

曲にのりやすくなり、リズムがずれにくくなります。リズム感は歌が上手く聞こえるための重要な要素です。もちろんタイミング補正も行いますが、不自然にならないように、極力録音時から揃えておいていただくといい音源になります!

・ノイズを減らす(エアコンなどは切る、ガサガサいう服は着ない、装飾品なども気を付ける、マイクの周りにリフレクションフィルターや布団や毛布など音を吸うものを置く) 

・ノイズ除去に使うため、録音環境で声を出していない状態を5秒以上録音して音源と一緒に送る 

ノイズは最終的な仕上がりに直結しますので、極力減らしていただけるとありがたいです。また、ノイズ除去ソフトで処理を行うために、5秒ほど無音状態で録音をお願いします。


・音割れせず、かつ小さすぎないゲインで録音する

どのくらいがいいかわからない場合はまず声が一番大きくなるところを録音してみて波形を見てみてください。以下に画像で例を挙げます。

ちょうどいい例の波形
2022-08-28_17.28.56.png

大きすぎる、音割れしている波形
2022-08-12_23.27.25.png

小さすぎる波形
2022-08-28_17.30.11.png

小さすぎると音量を上げた時にノイズの音量も大きくなります。
適度な音量での録音はとても重要です!

・ピッチ補正は万能ではありません。

直す幅が大きければ大きいほど音が悪くなります。なるべく頑張って近い音で歌いましょう。キーが合わない場合は、キー変更も視野に。


いかがでしたでしょうか。
まだまだ色々な要素があるのですが、今回はこの辺りで一旦締めさせていただきます。
歌がとても上手でも、録音がうまくいかないと、結果仕上がりがあまりよくないということもあり得ます。
もちろんどんな音源でも、最大限に手を尽くしていい完成音源を作ることを心がけておりますが、やはり録音の質というのは最終的に大きなウェイトを占めますので、ぜひいい音源を作るコツを掴んでいただければと思います!
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