勉強がわからないとき、
「自分はダメなんじゃないか」と感じてしまうお子さんも少なくありません。
ここでは、
②自分の能力の足りなさに嫌気がさしている。
(なんでこれがこうなるのか、全然わからない…)
の場合について書いてみます。
この場合のお子さんは、自分の持っている知識と、新しい未知の知識の間に、
「橋」をかけられないでいます。
これは
・単純に、未知の知識を得るための、前置きとなる知識が足りない場合
(「橋」をかけるには距離がありすぎる。)
・自分の知識を応用する能力が足りない場合
(そもそも「橋」の作り方がよくわからない。)
に分けられます。そして、多くの場合が前者です。
その前者の場合は、「近めの場所に『橋』をかける」という練習をやっていくといいと思います。
例え話にはなりますが、
「3桁÷2桁」の割り算がわからない、という時は、
「2桁÷1桁」の割り算を、きちんと身につけるところから取り掛かるといいです。
「微分」がさっぱりわからない、という時は、
「極限の意味」と「平均変化率と微分係数の意味」を学び直す、というところから取り掛かると有効です。
次に後者、「橋」の作り方がよくわからない、という場合も、
それまでは(わからなくなるまでは)、お子さんなりに「橋」をかけながら、
「知識とその応用の仕方」を身につけてきたはずなのです。
その時の「橋」を作った経験を思い出し、今の自分には何が足りないのか、
考えることが解決への道となります。
つまり、
「わからない」の正体は、「できない」ではなく、
「つながっていない」状態であることが多いのです。
例え話になる、と先に書いたのは、どの場合にも「わかるところまで戻って考える」、という原則は変わらないからです。
そして最初に書いた「自分の能力の足りなさに嫌気がさしている」、というところまで思い詰めてしまっているお子さんに対して接する場合、
これも、このブログの過去ログを読んでいただければ分かりますが、
「その状態のお子さんを、否定しないでそのまま受け止めてあげてください。」、
という基本的な姿勢を、親御さんはどうか忘れないでください。
これは、言葉で言うほど単純で簡単なことではありません。
しかし、お子さんとしては、
「ひとりでも今の自分を否定しないで受け入れてくれる人がいる」、と思えるだけで、
「逃げ道がひとつもない」という、非常に厳しい状況には陥らずに済むのです。
これは非常に大切なことです。
時には、親御さんもお子さんと共に傷つくことがあるかもしれません。
時には、親御さんまでも、自分の能力の足りなさに嫌気がさしてしまうかもしれません。
それでも、
「その状態のお子さんを、否定しないでそのまま受け止めてあげてください。」
そのことが、お子さんにとっていずれ、とても大切な力になるからです。
言葉を変えるなら、自己肯定感が傷つけられにくくなるからです。
自分に価値があると、思えるようになりやすいからです。
(ではまた次回に。)
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