前回、脳神経外科医が経験したあの世の話をしましたが、霊界探訪の第一人者といえば1688年生まれのエマニュエル・スウェデンボルグでしょう。この方は当時、ヨーロッパ有数の学者として知られ、彼が精通した学問は、数学・物理学・天文学・宇宙科学・鉱物学・化学・冶金学・解剖学・生理学・物質学・自然史学・結晶学などでレオナルド・ダビンチに並ぶ大天才でした。
そんな彼は五十歳を境に、霊界を探訪することになります。彼の著述によれば、あの世には幽界(精霊界)と霊界があり、幽界(精霊界)で人間界の垢を落としてから霊界に入るそうです。
そして、霊界は天界が三層、地獄界が三層に分かれているということです。天界では同じ性格の人たちが、同じ村に住んでいて、そこでは考え方が同じなので、いさかいもなく幸せな暮らしが永遠に続くそうです。
面白いのは地獄に行く人たちは自ら進んで地獄に行くと書いてあることです。これはどういうことかと言いますと、生前、悪人だった人間は波長の法則で悪人同士が集まり抗争を始めるのです。すると、その世界は第三者から見ると地獄そのものに見えるというわけです。地獄に鬼など必要ないのです。
気になる方は、エマニュエル・スウェデンボルグで検索してみれば、様々な本を見つけることができるでしょう。俳優の故丹波哲郎氏はスウェデンボルグに関する本と書き、映画まで作っています。