ルーツ調べ、先祖調べの期限は、あと10年です。

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 いきなりちょっとショッキングな見出しを書きましたが、大げさに言って

「ルーツ調べには期限があり、あと10年くらいですよ」

ということは、お伝えしておいたほうがいいと思って書きました。


 そうでなくても、実は「ルーツ調べや先祖調べをするのは、今が最後の最も良い年代」とも言えるのですが、もし、やろうやろうと思って先延ばしにしている方がいれば、ぜひ急いでくださいね。


 まず一つ目のお話。それは戸籍の保存期限というものがある、というお話です。

 古い戸籍は、役所に記録が残してあるのですが、150年間という期限があります。もちろん、それ以上残している役所もありますが、「廃棄してもよい」ので、廃棄している役所もあるようです。

 このことは少し問題点もあって、実はこの間まで<平成22年まで>戸籍の保存期限が「80年」だったので、80年経って破棄されている戸籍もあるんですね。ところが80年で破棄されているものだから、法律が変わって150年になったところで戻っては来ません。

 なので、市町村によっては、今でも「もう捨てられてしまった」ということが起きているので、要注意ポイントでもあるのです。

 さて、仮に150年前の戸籍が残っていたとして、こんなことを覚えておいて下さい。

 今私たちがコピーをもらったり取得できる戸籍というのは明治19年式といって、明治19年前後に存命だった方の戸籍を中心に記録が残っています。

 それ以前の戸籍は取得できないので、明治19年以降の記録が日本に存在すると思って下さい。

 明治19年というのは1886年です。そこから150年を足すと「2036年」になります。

 つまり、今から10年後には、明治19年式の戸籍の記録は破棄されてしまう可能性がある、ということになります。

 明治19年式の場合、江戸時代生まれの人が明治19年前後に生きていると、その人の記録が残っています。ですので、私たちは江戸時代の先祖の記録を公的に取得することができるわけです。

 ところが10年後には、そのチャンスが失われてしまうので、「先祖や戸籍をたどりたい!」と思っている人にとっては

あと10年が、ラストチャンス

ということになるのです。


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 二つ目のお話は、人口の増減です。

 日本の人口のピークは2010年の「1億2800万人」でしたが、それからずっと右肩下がりで人口が減少して、現在は「1億1960万人」(2025)ぐらいだそうです。

 ということは、明治ごろからずーっと人口が増えて、その分だけ「名字」の数も増えたということです。

 ある名字のおうちに対して子どもたちが増えて、当然分家のような子孫が増えますから、名字の分布も2010年が最大値になります。

 そこから子孫が少しずつ減って、名字の分布、分家の分布も減少してゆくわけです。

 ルーツを調べる場合、同姓や同族がどのように広がっているかも重要なポイントになりますから、人口減少によってその分布の母集団が少なくなってゆくことは、「貴重な情報が無くなってゆく」ことを意味します。


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 このように「戸籍制度」の話と「名字分布数」の話を組み合わせると、実は先祖調べが最も捗ったのは2010年(平成22年)ごろ、ということになります。

 この前後から先祖調べをスタートしている人は、資料やデータがもっとも完全に揃っていた時期、ということになるでしょう。2010年は人口も最多で、まだ80年期限の頃だったので、戸籍も捨てられていなかったためです。

 まあ、それから約15年が経過して、ここから先はどんどんデータが劣化してゆくわけですが、まだ間に合います。

 人口減少の折り返し地点から、それほど経ってもいませんから、今始めれば、まだまだ間に合うわけです。

 というわけで、林先生の持ちネタではありませんが、


「先祖探しを始めるなら、今でしょ!」

ということになるので、ぜひみなさんもお始めになってくださいね。




*これは余談ですが、私はまだ50歳過ぎなので、まだしばらくは大丈夫だと思います。

 ところが、ルーツ調べや先祖調べを専業にしておられる大御所の方(何名か、すごい方がおられます。お値段もすごいですが)は、私よりかなり年上のため、その方々の年齢を考えても、精度の高いルーツ調べは、ほんとうにあと10年くらいしかできないことが想像できると思います。

 私もそうした先輩方の足跡を追いかけながらやっておりますが、彼らの場合は依頼者の菩提寺に訪問したり、周辺の方にお手紙や訪問を重ねて尋ねて回ったり、ものすごい労力をかけておられます。(その分、お値段も百万円単位でかかりますが)

 当然先ほどの話もおなじですが、訪問先の周囲の方、親類縁者の方も、亡くなってゆき軒数が減ってゆきますので、すべての話は連動しているわけですね。


 当方はココナラでの調査は、実地調査などはやらないことでお値段を抑えておりますが、先祖やルーツを取り巻く状況は

「今こそがもっとも良い時期である!(そしてどんどん悪くなる)」

のをご理解いただければ幸いです。

















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