これまでのシステム成績(2021年2月26日)

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今週は先週末と比較して、日経平均株価が3.83ポイントの大幅下落、システムに採用した全38銘柄の株価平均が0.83ポイントの下落となりました。
システム採用銘柄株価のプラス割合は、変わりません。

一方、システム成績は0.76ポイントの下落となりました。順張り系は2.28ポイントの大幅下落、オシレータ系が0.01ポイントの下落でしたが、逆張り系が2.13ポイントの大幅上昇、その他系が0.37ポイントの上昇となり、順張り系の不調をカバーしました。

チャートを見ると、順張り系が下落傾向継続となっていますが、オシレータ系とその他系が週間では横這い、逆張り系が上昇基調となりました。昨日の急伸から一転、流石に今日は急落しました。
一方、日経平均株価とシステム採用銘柄株価は、直近ピークからの下落傾向が続いています。

個別システムでは、増減率がプラスでかつインデックスに勝っているのは、9システムに増えました。また、インデックスとは関係なく、増減率がプラスのものは、57.89%の22システムで先週と変わりません。
三菱自動車がトップを維持し、住友ゴム工業が2位に躍り出て、パナソニックは3位に後退しました。

さて、日経平均株価は水曜日に3万円を割り込むも、翌木曜日には回復しました。しかし、今日は1,200円超もの大暴落となり、3万円どころか2万9千円も割り込みました。
一応、先週末の予想は的中したことになりましたが、この傾向がいつまで続くかは分かりません。週明けには一時的に戻りを試すかもしれません。

日米の長期金利が急上昇したことが、今日の株価暴落の原因とされていますが、皮肉なことにそれは早期の経済回復を見越しての事です。
経済回復に伴って長期金利が上昇し、資金が債券に移動します。その結果、株式市場から資金が離脱し、株価が下がるわけです。

しかし、それは悪いことばかりではありません。現在は大きく乖離している金融経済と実体経済との差が縮まり、やがては正常な経済状態に戻る可能性があります。
現在は金融バブルと言われていますが、それを崩壊させずに上手くソフトランディングさせるための、必然的な調整機能なのかもしれません。

突然の急落で、さすがにシステムは損失を回避できませんでしたが、下落傾向がこのまましばらく続くようだと、やがて収益が向上してくるものと考えます。
相場が大きく変化する地合いこそ、システムトレードがその真価を発揮する時です。

しかし、これはシステムそのものの安定性も試されることになります。相場の変動があまりに激しいと、システムが追従しきれずに成績を大きく崩すことは、多々あることです。
一方的な下落局面であれば、やがては売りに大きく舵を切るものですが、短い周期で急伸急落を繰り返すようだと、往々にして売買のタイミングがチグハグになってしまいます。

これはある意味止むを得ないことであり、そのダメージを最小限に食い止めるためには、システムポートフォリオを組むことが有効です。
それによって資産変動を最小限に抑え込むことにより、次に訪れる安定相場に備えるわけです。あるいは、その過程でシステムのリバランスが必要になるかもしれません。

株式の単純保有だけでは、株価急落局面に抗うことは出来ません。それを避けるためには、どこかのタイミングで株式をいったん手放し、その後買い直す必要があります。
しかし、手放すタイミングが遅すぎると大きな損失となり、買い直すタイミングが遅すぎると、塩漬けの方がましだったという結果になってしまいます。

では、どのタイミングで手放せば良いのでしょう?あるいは、どのタイミングで買い直せば良いのでしょう?
その指針を与えてくれるのがトレーディングシステムであり、システムトレードという手法なのです。

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