これまでのシステム成績(2021年1月8日)

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あけましておめでとうございます。

前回お伝えしたように、今回からは2021年成績の新規スタートとなります。
昨年は全90システムの成績を追跡してきましたが、その中から年間の資産増減率がプラスで、かつインデックス(対象銘柄株価増減率)に勝った38システムを抽出して、成績をトレースしていきます。

もちろん、再最適化等の操作は一切行っておらず、完全なフォワードテストになります。これにより、システムの堅牢性が客観的に評価されることになります。
もちろん、全てのシステムが機能し続けることが理想ではありますが、流石にそれは難しいと考えます。

2021年末において、少なくとも半数以上のシステムが機能を維持すると共に、資産増減率が平均してプラスであり、かつインデックスを上回ることを、最低目標として考えています。

なお、システム構成は、順張り系が15、逆張り系が2、オシレータ系が18、その他系が3となっており、特に昨年の成績が悪かった逆張り系システムの数が大幅に減少しています。そのため、構成毎の成績には大きな偏りが生じる可能性があることをご承知置きください。
なお、各システムの銘柄やロジック等については、システム成績表をご参照ください。

ちなみに、システムは寄付き売買運用となるため、運用開始はあくまで年初(1月4日)の寄値であり、それを基準とした増減率を求めています。
一方、株価は終値基準であるため、20年年末の終値を基準とした増減率を求めています。そのため、例えば年初から買いが継続しているシステムであっても、必ずしもインデックスと一致しないことにご注意ください。

2021年の第1週は、日経平均株価が2.53%のプラス、システムに採用した全38銘柄の株価平均が3.96%のプラスとなりました。

一方、システム成績は0.59%のプラスとなっています。順張り系が0.71%、逆張り系が4.79%、その他系が1.40%のプラスとなりましたが、オシレータ系は0.11%のマイナスとなりました。

チャートを見ますと、インデックスと逆張り系システムが急激な上昇となっているのに対し、オシレータ系を除くそれ以外のシステムは、緩やかな上昇傾向となっています。オシレータ系は横這い状態となっています。

個別システムでは、増減率がプラスでかつインデックスに勝っているのは、9システムに留まっています。まあ、まだ最初の1週間ですから、この数は参考にはなりません。
最も好調なスタートを切ったシステムは日本製鉄で、三井化学と丸紅がそれに続いています。

さて、2021年に入り、次期米大統領はようやくバイデン氏に確定しました。トランプ氏は最後の重大なディールで失敗し、共和党内からも多くの離反者を生む結果となりました。
自業自得ですが、4年後への足掛かりどころか、党内への影響力の維持すら危ぶまれる状況になったように思います。

日本では、新型コロナの感染が爆発的に進行し、遂に2回目の緊急事態宣言発令に追い込まれました。しかし、その効果に懐疑的な見方は多く、全く先が見通せない状況が続いています。
2月末にはワクチン接種を開始したいとのことですが、それはゴールの始まりに過ぎません。最終的なゴールまで持ち堪えることが出来るかどうか、ギリギリの状態が続きそうです。

株式市場は債券市場からの資金流入が続き、底堅い推移になるのではないでしょうか。しかし、それは逆にシステムトレードにとっては、難しい状況となります。
システムが効率良く機能するためには、ある程度の大きなうねりを持った株価推移が理想です。もちろん、それに上手く追従できるシステムの適用が、必須条件ではあります。

何はともあれ、激動の2020年が終わり、2021年が始まりました。今年の序盤は昨年の流れを引き継がざるを得ませんが、最終的には落ち着いた1年になることを、切に願います。

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