こんにちは!
経理コンサルのKoseiです。
ちょっと愚痴というか、危惧していることがあって、
世の中の人はどのくらい関心を持っているのだろうか。
タイトルのとおりOffice365のバージョン「2203」よりWEB
やメールからダウンロードしたマクロ(拡張子が「.xlsm」の
Excelファイル)がデフォルトでブロックされるそうです。
おそらく背景にあるのが悪名高いウイルス「Emotet」
(コロナではないです。コンピュータウイルスです(笑))が流行
していることがあるんだろうなあと思っておりますが、業務効率化
をする立場にとっては心配ではあります。
何年も業務効率化に携わっておりますが業務効率化とセキュリティは
本当に対立してしまって困ったものです。
セキュリティなんかなくなってしまったらいいのに・・(暴論(笑))
VBA開発者である私が気にしているのはこの点です。
1.VBAを全く使わない人でも、Excelマクロの中身が全く見れない
もしくは編集できないのではという心配
→まずこれが一番ヤバいのではと思っています。どうやら見る限り
ではファイルの中身が見れなくなるようで、日本中の事務員が
ビックリして情シスへの問い合わせがエグいことになるのではと
危惧しています。
2.マクロで別のマクロファイルを開いて操作しようとするとエラー
になるのではという心配
→まあこれは開く前に手で対応ができるので、何とかなりそうですが、
運用でなんとかするので、連絡面倒くさいなあと思う次第です。
3.RPAでWEB・メールからダウンロードしファイルを開くということ
ができなくなるのではという心配
→これが一番心配です。RPAは「器用貧乏」なところがあるので、
こういった外部要因で動かなくなることが多いので仕方ないかも
しれませんが、やっぱり解除する処理をどうにか見つけて実装しない
といけないのではと危惧しています。
原則ブロックされる今回のバージョンアップですが、手作業で解除する
方法としてはExcelファイルを開く前にファイルを右クリックして
プロパティのセキュリティタブで、一番下のチェック欄のチェックを
外すことで対応ができるそうです。
まあVBA開発での対応策として今のところ考えているのは、VBAで
マクロファイルを開く前にどうにかドキュメントプロパティを編集
することでどうか試行錯誤しようと思っております。
あとは保存するフォルダを信頼済みと設定するとブロックされない
という情報も聞いています。(これは情シス頼みだなぁ)
2022/7/9(土)追伸
7/7(木)Microsoft社からの発表がありダウンロードしたVBAマクロを既定でブロックする変更を一旦取りやめるそうです。(やめるんかい!!)
今後は最新版のリリースが準備ができ次第、お知らせするとのことでした。