私自身、昔から自分のことが嫌いでした。
そう思う時は、確実に「誰か」と自分を比較しているとき。
例えばクラスの人気者や、勉強1番のやつ、運動部で活躍しているやつ、女の子にモテモテのやつ、様々な人と自分をわざわざ同じ土俵に上げて比較してしまうのです。
かつ、自分の普段のふるまいなどを無意味に振り返り、「なぜあんな態度をとるのだろう」とか「どうしてあそこでああできなかったのか」等、自分へのダメ出しを繰り返してしまいます。
HSP気質の人に良く言われる「自己肯定感の低さ」もっと簡単に言うと「自分が嫌い」「自分の評価が悪い」みたいなところでしょうか。
考えてみれば、自分のことが好きでしょうがない人は「ナルシスト」と呼ばれ、一種の「変人」扱いをされています。
ナルシストが変人かどうかが問題ではなく、それならば自分のことが嫌いと言うのは、ある意味「クール」で「客観的」な生き方をしていると考えられます。
さて、私はナルシストを馬鹿にできません。
というのは、ナルシストの生き方はなんだかんだで建設的であるからです。
自分のことが好きだから、自分を大切にする。
自分を着飾るのも、自分をほめたたえるのも、すべてが理にかなっている。
HSPの気質で苦しんでいる人にかける言葉がそのままここでも使われていることに気づかれるかと思います。
ナルシストになれと言っているわけではありませんが、彼ら彼女らの生き方には、自己評価が低いHSP気質の人たちのヒントが隠されているのかもしれません。
けれど、なかなかこういった「イメージ」と言うのは覆すのは難しい。それならば、人生の一部ちょっだけナルシストを取り入れてみましょう。
というよりも、間違いなく全員が何かしらの形で自分を着飾っています。
わざわざお金を出してかわいい服やカッコいいスニーカーを買っている。「〇〇が食べたい」と心が思ったら、自分に食べさせてあげている。これらも自分を大切にすることの一つです。
自然とできている自分磨きを意識しておきましょう。