女性からの相談が多いこともあり、夫婦関係について考えを書きます。
例えば「夫が非HSPのHSP妻」や、「HSP同士」等様々な組み合わせがあり、それぞれにメリットデメリットがあるようです。
わかりやすく言うと、
「繊細同士・細かいところによく気づく者同士」とか
「気にしすぎな奥様と何も気にしないご主人」みたいな具合。
特に「HSPと非HSPの組み合わせ」による弊害の声が多いですね。
といいつつも、世の中の7~8割が非HSPなのでHSP当事者にとってはこれは珍しいことではありません。
私個人的にはHSP同士のほうが、何も言わずともお互いを深く理解しあっているからおすすめですが、恋愛感情と気質はまた別物です。
良くよせられる不満としては「自分がどれだけつらい気持ちでいるか、疲れているかを非HSPの夫が全くわかってくれない」というもの。
確かに、これは結婚相手のみならず、日常的な人間関係にもかかわることです。例えば上司と部下であったり、親子であったり、友達同士であったりとすべてに当てはまる図式です。
ただ、夫婦となるとまた関係の密接度はケタ違いとなります。
基本的には、「HSPのことを非HSPに理解させることは困難」という原則をもとに、「わかってほしい」ではなく、わかり合えない部分を認識しながら、役割分担をするという方法が理想です。
役割分担と言うのは、「あなたお風呂掃除・私料理」という役割ではなく、「細かいところは私が調整し、思い切るところは旦那が表に出る」というようなところです。
たとえが極端かもしれないが、かつての戦国の世の中での「武闘派」と「戦略派」の業務分担のようなこと。
それはともかく、「わかってよ」そういう気持ちを少し横に置き、貴方がそうなら私はこうする、というようにうまくバランスをとること。
「わかってほしい」のに「わかってくれない」事実を無駄に抱え込むのはストレスになるだけですね。
夫婦生活とは「バランス」私の持論です。