マルチサイト移転の落とし穴:シングルサイトに戻せない理由
WordPressマルチサイトは、1つのインストールで複数サイトを管理できる便利な機能ですが、データベース構造がシングルサイトと根本的に異なります。
一度マルチサイト化すると、wp_blogsやwp_siteテーブルが生成され、手動でこれらのデータを分割しない限りシングルサイトに戻せません。実際に、『移転後にサイトが表示されない』『プラグインが動作しない』といったトラブルが多発しています。
無料プラグインが使えない!マルチサイト移転の特殊事情
人気の移転プラグイン『All-in-One WP Migration』や『Duplicator』の無料版では、マルチサイトの完全移転は非対応です。有料版でも技術的な制限があり、特にメディアファイルのパス修正やサブドメイン/サブディレクトリ設定に手動作業が必要です。
移転前に必ず『マルチサイト対応』の記載があるか確認しましょう。
手動移転に必要な3つのスキルとリスク
手動移転には次のスキルが必須です
【データベース操作】:wp-config.phpのMULTISITE設定修正
【サーバー知識】:.htaccessの書き換え(サブディレクトリ型の場合)
【DNS管理】:ドメインのネームサーバー更新
ただし、1つのミスで全サイトがアクセス不能になるリスクも。実際に、『パス修正漏れでCSSが崩れた』『SSL証明書が切れた』などの報告が後を絶ちません。
プロが推奨する安全な移転方法4ステップ
確実に移転するための手順
【バックアップ】:データベース+wp-content全体をダウンロード
【テスト環境構築】:ローカルやステージングで動作確認
【パス一括置換】:Search-Replace-DBツールでURL修正
【本番反映】:DNS切り替え後、全サイトのリンクチェック
※サブドメイン型の場合はワイルドカードSSLの事前取得が必須です。
トラブル事例から学ぶ!移転時のバックアップ戦略」
『移転後にサイトが真っ白になった』というトラブルは、バックアップの取り方に原因があるケースが大半です。
マルチサイトで以下を徹底しましょう。
【データベース】:phpMyAdminで全テーブルをエクスポート
【メディアファイル】:/wp-content/uploads/sites/配下を丸ごと保存
【設定ファイル】:wp-config.phpと.htaccessのバージョン管理
復旧不能を防ぐため、3箇所にバックアップを分散させるのが鉄則です。
マルチサイト移転は専門家に依頼すべきケース
次の状況では専門家への依頼を推奨します
・サブドメイン型マルチサイトでDNS設定に不安がある
・移転期限が迫っておりテストする時間がない
・過去に移転失敗経験がある
当社では、マルチサイト移転も対応しています。