レンタルサーバー会社が、他社からの移転のハードルを下げる目的で、有料でサーバー移転代行サービスを無料で提供するケースが増えてきています。
レンタルサーバーにある無料のサイト移転機能とは異なり、レンタルサーバー会社の担当者がサーバー移転を行ってくれます。
無料で提供されたサーバー移転代行サービスは通常価格は33000円のもので、移転できるのは1サイトのみです。
最近、ご相談を受けた事例で『レンタルサーバー会社の移転代行サービスに申し込んだけど、移転が完了しないまま終了』となった件がいくつかありました。
レンタルサーバー会社の担当者が移転を代行するのに、移転が完了せずに代行が終了してしまうことなんてあるの?というのが最初の感想でした。
この記事では、レンタルサーバー会社が有料で提供しているサーバー移転代行では移転が完了しないケースがあることについて説明します。
レンタルサーバー会社の移転代行に提供する情報は?
代行作業で共有している情報はFTPアカウントだけでした。
FTPアカウントの共有だけでは、移転元のレンタルサーバーのコンパネの操作もできませんから、かなり制約が大きいです。
FTPでファイル一式を移転先に転送するまでは確実に行ってくれます。
これはFTPでファイルを吸い上げるだけなので放置しておけば終わるからです。
問題は、データベースの移転です。
FTPアカウントだけでデータベースを移転できるの?
少し知識がある人であれば、FTPアカウントだけでデータベースの移転まで行えると聞くと??と思うかもしれません。
FTPアカウントではデータベースには直接アクセスできないからです。
ですが、FTPアカウントがあれば、データベースを直接操作できるスクリプトをアップロードできますから、そのスクリプト経由でデータベースのデータを吸い上げることはできます。
しかし、これは確実に出来るわけではない点に注意が必要です。
スクリプトの実行を移転元のレンタルサーバーが許可していなければ、実行できないからです。
データベースのバックアップ取得できずに代行終了後はどうなる?
データベースのバックアップ取得ができないままサーバー移転代行が終了となっても、そこは有料サービスなので、そのあとのケアはしっかりしています。
データベースのバックアップの取得をユーザーが行って、最終的にサーバー移転が完了するまでの手順が書かれたメールが届きます。
しかし、その内容はサーバー移転の知識が無い人にとっては難解な内容になっています。
もともと、その内容を代行して欲しかったから依頼したはずです。
やり方を教えて欲しいわけではありません。
無料ほど高いものはありません
利用規約には、状況によっては対応できない場合もあると書かれていますし、無料で移転代行を依頼しているので、それ以上の対応を望むことはできません。
レンタルサーバー移転代行が無料だからと、レンタルサーバーを新規契約してしまったら、そのあとの移転作業は自分で行うか、他の移転代行業者に頼むしかありませんよね。
レンタルサーバー会社の無責任なサーバー移転代行でお困りの場合は、是非ご相談ください。