仕事も人生も同じですが、やらなければいけないことは決まっているのに、何をいつやるかを決めることができない人が多いようです。
決まっているのはそれがなされなければいけない日なので、なんとなくその日に向かってやる、とういことが多いようです。
細かい事もそうですし、人生の大きなこともそうですが、いつ何をやるかを決めるからこそ日々の行動が決まってきます。将来の状況は事前にはわかりません。状況によっては変更も必要です。何も決めていないところに状況が変わってもそれに振り回されるだけです。筋道を決めておけば状況が変わってもそれに対応するということができます。
自分が今の仕事を辞めるのをいつにするか、
●万円貯める目標を達成するのをいつにするか、
●年後にどんな能力を身に付けているか、
こんなことも決めておくことが大事なことです。
賃貸住宅に住んでいる、
家を買うとそこに住み続けなければいけないから、
なんて会話がこの前聞こえてきました。
大家に家賃を払うことは何も生み出しません。なんとなく、賃貸での生活を続けているとそのもったいない期間が長くなります。いつまで賃貸、いつ家を買うというのを決めておくのが良いと言えます。
例えば私が初めて住宅を買ったとき、時期を決めるというよりも、ある地域に住んでみて程なくこの地域で絶対買おうと思いました。赴任先だったのですが転居を伴うものとはされず、自分で引っ越しました。それから中古物件をいくつか見ていると、家に新築物件のチラシが入りました。価格は載っていなかったので、場所と名前からして高いだろうなと思って何もしていませんでした。
ある日バイクで街なかを走っていると、そのチラシの物件のモデルルームがある場所を通りました。ひやかしのつもりでそこに入って説明を受けました。そのときが、たまたま事実上の売出し日かその直後だったようです。未完成物件でしたが一番よい(コストパフォーマンスがよい)部屋を買うことにしました。その時の営業マンがいい人で細やかにいろいろ尽くしてくれました。
あの日バイクでそこを通らなかったらその部屋は買えなかっただろうと思います。その地に住まなかったらそうはならなかったのだろうと思います。その時の身分的(サラリーマンで一定の収入があるなど)なものがそれなりでなかったらそうなならなかったのだろうと思います。
全部偶然なのですが、「心を決めておくこと」がその偶然によって成就したということなのだと思います。