事業譲渡契約書の難易度と作成相場

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コラム

― なぜ「簡単そう」で「地雷だらけ」なのか ―

1.事業譲渡契約書の難易度はどれくらい?

結論から言うと、
契約書の中でも上位クラスの難易度です。

理由はシンプルで、

売買契約

賃貸借契約

雇用契約

知的財産契約

債権債務の承継

許認可の引き継ぎ

これらが一枚の契約書に同時に出現するから。

言い換えると、

「事業譲渡契約書は“契約書の総合格闘技”」


2.なぜネットのひな形では危険なのか

よくある誤解がこれ。

「事業を丸ごと売るんだから、“一式譲渡”って書けばいいでしょ?」

……これ、ほぼ事故案件。

なぜなら、

何が「一式」なのか不明

承継されない債務が混ざる

実は譲渡できない権利が含まれている

従業員が自動的に移ると誤解している

書かなかったものは、
原則として――移らない。

3.特に難しいポイント(ここが腕の見せどころ)

実務で鬼門になるのはこのあたり👇

① 譲渡対象の特定

有形資産(設備・在庫)

無形資産(屋号・顧客リスト・ノウハウ)

知的財産(商標・著作権)

契約上の地位(賃貸借・取引基本契約)

「全部」ではダメ。
列挙+除外が基本。

② 債権・債務の扱い

未回収売掛金は誰のもの?

未払金・クレームは誰が負う?

表明保証との関係

ここを曖昧にすると、
譲渡後に爆発する。

③ 従業員の処理

自動承継ではない

個別同意が必要

労働条件の変更リスク

ここを間違えると、
労務トラブル一直線。

4.事業譲渡契約書の作成相場

弁護士さんに作成を依頼すると大体

30万円〜100万円超

位になるかと思います。ここまでのものでなくてもよいんだけどな、という方は是非行政書士にご相談ください!


正直な話、
「安く済ませたい案件ほど、後で高くつく」。

5.専門家に依頼すべきケース

以下に一つでも当てはまったら、
プロ案件。

許認可が絡む

従業員が複数いる

債務・未払金がある

顧客データ・ノウハウが価値の中心

親族間・知人間の譲渡

特に最後。
人間関係が近いほど、契約書は冷たく書けとな。

南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
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