娘がタトゥーをいれまして 第四話

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コラム

前回のカウンセリングのワークで
自分自身に対して吐いたあの言葉。

「頑固だよね、
自己中心だよね。
母親として愛情がズレてるよね。
子供を産む資格なんて
なかったんじゃない?
今からでもちゃんと
反省して謝りなよ!」

これは全部、私が本当は
【自分の親に言いたかった言葉】だったんです。

その瞬間、ストンと腑に落ちました。

「私は、娘と仲直りしたい」
「タトゥーも受け入れて
 また仲良く生きたい。」

もう50を過ぎた今でも
80歳を超えた親に「反省してほしい」
と思っている自分がいる。

だったら、私が19歳の娘に
反省するのだって、全然遅くない。

そう心から思えたその日の夜
私はすぐに娘へメールを送りました。

ーーーーー

思えば、毒親育ちの私が
「生きづらさ」を本格的に
感じ始めたのは20代半ばからでした。

占いやセミナー、いろんな塾に行けば
一瞬は楽になるけれど、
しばらくするとまた辛さが戻ってくる。
その繰り返し。

なぜだったのか、
今回ようやく理由が分かりました。

私の心の奥底には、
ものすごいエネルギーを持った
【謎の意地】が潜んでいたんです。

「こんなんで癒されてたまるか」

「私が人生かけて苦しんできた痛みを
たかが数時間のセミナーや
カウンセリングで軽くするな!」

そうやって、ずーーーっと拗ねていたんです。

これは心理学でいうところの、
強い【被害者意識】だったと思います。

「私は傷つけられた側」

「だから私が苦しいのは、親のせい」

「私が変わる必要なんてない。
だって悪いのは親なんだから」

そう思っている間は
ある意味でラクでした。

自分の人生がうまくいかない理由を
ずっと親のせいにしていられるから。

でも本当は、その考え方こそが
私を一番苦しめていたんです。

私が幸せになってしまったら
もう誰のせいにもできない。

私が癒されてしまったら、親に
「ほら見ろ、あなたたちのせいで
私はこんなに苦しんだんだ」と
復讐できなくなる。

だから私は、無意識に幸せになることを
拒んでいたのかもしれません。

そして怖いことに、
その心の仕組みは、
娘との関係にも出ていました。

仲直りしたい。

本当は愛している。

でも、傷ついた私の中の何かが、
関係が壊れる方向へ、
壊れる方向へと、
勝手にハンドルを切ってしまう。

これが、私の中で起きていた
【関係クラッシュ】
だったんだと思います。

壊したいわけじゃない。

でも、近づくのが怖い。

愛したいのに、傷つくのが怖い。

だから先に怒る。

先に責める。

先に壊す。

この恐ろしい
「悲劇のヒロイン・マインド」を
握りしめたまま、私は50代まで
生きてきてしまったんです。

娘のタトゥーがこじれた原因は
すべて私の内側にありました。

次回、ついに最終回。

【#5:解決?爬虫類脳との闘い!】
へ続きます。

この物語の結末を、
どうか最後まで一緒に見届けてください。

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