潜在意識はいつ形成されるのか？

潜在意識は、私たちが誕生してからわずか数年の間に、その基盤が作られると言われています。特に0〜6歳の幼少期は、脳波が主にシータ波の状態にあり、大人のような論理的判断よりも、周囲の言葉や感情、体験をそのまま吸収しやすい時期です。まるでスポンジのように、見たもの・聞いたこと・感じたことが無条件に潜在意識に刻まれていきます。

この時期に受け取った親や周囲の言葉、態度、体験が「私は愛される存在」「私は価値がある」といったポジティブな自己認識にもなれば、逆に「私はダメ」「認められない」といった否定的な思い込みの土台にもなりえます。

そして一度形成された潜在意識のパターンは、大人になってからもそのまま行動や選択、感情反応に影響を与え続けるのです。そのため、自分の中にある無意識の信念に気づき、必要があれば書き換えていくことが、望む人生を生きるためにはとても重要です。

潜在意識の形成は幼少期に始まりますが、意識的に働きかけることでいつでも変えることができます。大人になってからでも、自分の人生をより良くしていくために、潜在意識と丁寧に向き合うことが大切です。