家づくりが進み、図面を渡されたものの「見てはいるけど、正直よくわからない」そう感じてはいませんか?
要望通りにはなっていそうだし設計者からは「問題ないですよ」と言われている。でもこのまま進めるのはなんだか不安な気がする…
自分自身納得できているかわからないまま契約を進めるのは不安ですよね。
私自身契約後にお施主様と打ち解けてからそのような気持ちだったとお声をいただいた事もあります。
そんな不安を抱えている方は実はとても多いです。
図面がわからないのは、当たり前です。
まず最初にお伝えしたいのは、図面がわからないのはあなたのせいでは、ありません。
間取り図は
・専門的なルール
・記号や寸法
・お施主様視点とは異なる法規的、構造的な視点
を多く含み描かれています。
普段図面を見る仕事をされていない方がその図面を見て「これでどのような暮らしになるか」を想像するのは簡単な事ではありません。
そこで今回は専門的な視点は排除してお施主様目線で図面を確認するところを5点ご紹介させていただきます。
①依頼した部屋が確保されているか
まず最初に依頼した部屋とその位置、広さが希望された通りか確認してみましょう。
基本的に設計者は要望された内容に沿ってプランニングを行いますが、場合によっては部屋の広さが異なっていたり希望の配置とはことなる場所にあったりする事があります。
そのような箇所を見つけたら理由を確認しましょう。設計者の視点で要望通りではないほうが結果的に良いプランになると判断されていたり、優先順位的に叶えることが困難な場合等理由があると思います。その理由によって納得できるのか他の案を提示してもらうか判断しましょう。
②収納の数(大きさ)を確認しましょう
次に収納を確認しましょう。最近では収納といっても色々な収納計画がSNSで紹介されていますが、もし収納にも要望があるようであれば要望されている収納が計画されているか確認し、お任せであればどの部屋にどれくらいの収納があるか確認しましょう。基本的には各居室に収納はあるべきですが、それ以外に注目すべきなのはLDKや洗面室、トイレや玄関等の共有スペースに配置されているかです。共有スペースにはそれぞれ必ず収納すべき物があります。
そのいずれかが計画されていない場合は、あとで自分で解決できる収納方法はあるのか、無い場合替わりの収納までの距離はどれくらいあるのか確認しましょう。
③動線を確認しましょう
動線と聞くと専門的で難しく聞こえるかもしれません。お施主様目線で動線を確認するとなると難しい話ではありませんので安心してください。
間取りを見ながら、朝起きてから夜寝るまでの自分の行動を指でたどって見てみましょう。できれば平日と休日それぞれ想像するとより安心です。その時に少し面倒だなとか、この時どこに収納するのかなと思い当たる事があれば設計者に相談しましょう。
玄関からキッチンと洗面までが遠いなとか
リビングを広くする為に2階に浴室を勧められたれたけど、うちの生活リズムだと音が気になりそう等
自分の生活に基づいて想像すると気づく事があるかもしれません。
④窓の位置と家具の配置を確認しましょう
窓の計画を確認する時できるだけ明るい空間にしたいから、できるだけ大きな窓を計画してしまうと掃除が大変だったり家具が配置できなくなったりします。窓の断熱性能を上げればたくさん窓を配置しても大丈夫というのが正しいとは限りません。
使用中の家具またはこれから置きたいと思う家具の配置を想像しながら窓の位置や大きさを確認しましょう。
⑤部屋に入った時の見え方を確認しましょう
図面を見ただけで空間の見え方がわかれば苦労しないと思うかもしれません。確かに把握する事は難しいと思いますが間取りを見ただけでも確認できる事はあります。
特に玄関やリビングなどその家の顔とも言えるべきところは、使い勝手的には全く問題なくても、あとでなんとなくモヤっとしてしまう不安要素になりがちです。
例えば
・玄関から入った時にトイレのドアが見えてしまう
・LDKに入ったときキッチンの調理側が見えている
・玄関やLDKの気になるところに階段等の下がり天井が見えてしまう
・吹抜を見上げた時に2階の廊下の24時間換気が目立つ
個人的な感覚で変わる要素ばかりなのですべてが悪い例という事ではありません。
自分的に気になるか気にならないかわからないまま進む事が一番問題です。
設計者の方に見え方が気になるかもしれない、と思うところは無いか確認してもらうだけでも違うと思います。
最後に
図面チェックは「ダメ出し」ではありません
私が図面を見る時に大切にしている事は
・設計を否定すること
・大きく間取りを変更すること
ではありません。
「住んでから後悔しやすいポイントを、事前に知っておくこと」
それだけで判断はずっとしやすくなり、家づくを進める時間も良い思い出となり得ると考えております。
このブログでお伝えした視点も含めプロの目線でチェック・アドバイスをするサービスを提供しております。