「老いなき世界」読了 著者が実践していること、私が実践できそうなこと

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コラム
 2020年9月に発行された「老いなき世界」は発売後日本でもたちまち話題となりました。
 私TWは人生100年時代を生き抜くべく様々な奮闘を続けています。健康寿命を伸ばし、100歳を超えても活動的でいようと本気で考えている私には外せない本です。この度読了したので、何度かに分けて本書を紹介してみようと思います。
実際に読んでみると、すごい説得力でした。「老い」のメカニズムを明らかにし、これを克服しようと研究に励む科学者が分子・細胞生物学の観点から詳細に説明しており、少し難しいですが、とても参考になり、これから人類は100歳を超えるのが当たり前という時代になりそうです。もちろん健康格差はあると思いますが。

 ウェブでちらほらと見かける健康法なども、元を辿ればこの本で言及している過去の研究結果に基づいていることがわかりました。最近流行の16時間/間欠断食や血糖値低減、赤身加工肉の危険性、筋トレの効能なども、科学的根拠があってこそ、多くの人に受け入れられたのですね。

 さて本書でまず最初に最も目を引いたのは、著者デビッドAシンクレア(ハーバード大学教授)が実践していることです。著者が実践しているからこその説得力もあります。
 一般に人体に影響あるような生活習慣や薬品など、危険性があるかどうかを確認するため、臨床を乗り越えてからしか一般市民に適用されません。本当に健康長寿効果があるかどうかは、これらの実践者が100歳を超えても健康であることを証明してから出ないとわからないと言えます。
 しかし著者らはまだ50代で、結果が出るのが数十年後です。私としては健康に良い影響あることは今すぐ始めたいところです。長年の経験と蓄積のある著者が自ら実践していることであれば、まずもってマネしても大丈夫だろうと思い、私もいくつか実践できそうなものを始めることにしました。

著者が実践していること、私が実践できそうなこと

・NMNを1g、レスベラトロールを1g、メトホルミン1gを毎朝服用している。アスピリン83mgを服用する。
→私としては薬品類に関しては入手が難しく高価なものもあり、実践が難しいです。海外だと規制や薬価の関係で入手が容易なのかもしれません。アスピリン1日83mgでしたら日本でも安くて薬局でも手に入ります。バファリンなどですね。市販され100年の歴史もあり、安全性も問題ないので、近く実践してみたいと思います。血液をサラサラにするような効果があるのですね。

・ビタミンD、K2の1日の推奨量を毎日摂取する。
→ビタミンD、K2ですが、調べたところ40代の場合はそれぞれ推奨量は5.5μg、150μgで、魚、藻類、キノコなどですね。日常の食生活で不足するようなことはなさそうなので、これは実践できています。

・砂糖、パン、パスタを少なくし、デザートは食べない。(たまに味見)
→砂糖、パン、パスタなどいわゆる糖質を少なくするのは実践できています。私もココナラで商品として発売している「節約&ダイエット法教えます」で糖質過多の問題点はよく理解しているつもりです。確かに糖質をとりすぎると血糖値がずっと高いままで、食べたばかりなのにまた食べたくなります。ずっと内臓が動いているので、負担がかかっているのが実感できます。デザートも食べないようにしていますが、著者のようにたまに味見します。無理せず家族と一緒に楽しみたいですね。

1食抜く。(多くの場合昼食)
→1食抜くのは、私はこれまで毎日3食を食べていましたが、最近試しに2回ほど実践していました。私の場合やりやすいのは土曜日の朝食を抜くケースですね。私の金曜の夕食は19時で、翌日11時まで何も食べないパターンです。確かに胃が休まるような気がします。40歳を過ぎて、たまに朝食を食べた後に胃がチャプチャプいってうまく吸収できていないような感覚がありましたので、これは内臓が疲れているというサインだったのかもしれません。今後定期的に一日2食とする間欠的断食を挟んでいこうと思います。健康で長生きでき、食費も抑えられるのであれば素晴らしいです。

・数ヶ月に一度血液検査し、数値が外れていたら食事や運動で修正する。
→定期的な血液検査はやっておりませんが、献血で代用できるでしょうか?先日献血に行ったら健康に関する数値なども教えてくれたので、年1回ぐらい行ってみようかと思います。

・なるべくたくさん歩き、階段を使い、週末はジムに行く。サウナに入り水風呂につかる。
→運動は定期的、ほとんど毎日実践しているので問題なさそうです。しかし階段は面倒で使わないことが多いので、今後使っていこうかと思います。太ももの太さと寿命に相関がある、と聞いたことがあります。サウナは設備がないから無理ですね…毎日湯船に浸かっていますので、よしとします。

・植物をたくさん摂取し、哺乳類をなるべく食べない。運動した時は食べる。
→私がダイエットに成功したのがカット野菜を食べる方法で、今でも続いているので実践できています。便通がよくなるという効果もあったので、これも健康の一因かもしれません。哺乳類はなるべく食べない、というのはやはり難しいですが、肉を食べるときにはなるべく魚や鶏肉を選ぶようにしたいと思います。

・タバコを吸わない。電子レンジにかけたプラスチック、紫外線、CTスキャン、レントゲンを避ける。
→タバコはもともと吸っていないのでいいとして、健康診断などでどうしてもエックス線浴びてしまうのですが、なかなか悩ましいところです。電子レンジにかけたプラスチックもNGとのこと、毎日ラップに包んだおにぎりをチンしているのですが、これもダメなんですかね?昼食をおにぎりなしにするとさすがにお腹が空きそうです。一度昼食をカット野菜にして、仕事に問題なさそうかチェックしてみようと思います。

・日中と就寝時は涼しい場所にいる。
→なるべく涼しい場所にいる、というのは、運動不足との兼ね合いもあるので難しそうです。褐色脂肪細胞の活性化、とのことですが、風邪をひいては元も子もないですので、慎重に実践します。冷水シャワーとかでもいいのかな?早朝のベランダに薄着で出るというのもいいかもしれません。

・BMIは23−25程度に保っている
→ BMIは現在21ほどです。ダイエットしたとき、体脂肪率が8%まで下がったのですが、痩せすぎると体にエネルギーがなくなるのを実感しました。現在は体脂肪率12%ほどにしています。今後もう少しBMIをアップさせてもいいかもしれません。

 以上、「老いなき世界」著者の実践していることと私が実践できそうなことをまとめてみました。著者は父親にも同じことを実践してもらっており、実際70歳過ぎて活発になり、仕事を再度始め、全く病気にもなっていないとのことです。「歳をとって活発に生きようと心変わりしたのか、長寿実践法の効果が出たのかはわからない」としながらも。また弟、配偶者も著者の方法を倣い始めたとのことです。大切な家族に不安のある方法は実践させないでしょう

 私も期待を込めて自分で実践し、効果があれば妻に推奨してみようと思います。

 さて16時間断食をこれから継続実践してみて、体や体調、心理面にどのような変化があったかをご紹介しようと思います。

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