なぜ本を出す人は変わり者が多いのか

記事
ビジネス・マーケティング
今まで数えきれないほどの作家さん、作家候補さんとお付き合いしてきましたが、すごく変わった人が多かったです。

打ち合わせ中、私のお茶まで飲んでしまう。
悪夢を見たと泣きながら電話してくる。
「この前のお礼です」と、自伝を原稿用紙200枚書いて郵送してくる。
深夜3時にメッセージを送ってきて、返事が遅いと心配する。
「お会いするのが楽しみです。あなた絶対ゴリラに似ていると思うので期待しています」と謎で失礼なことをわざわざ言ってくる

このような、常識ないな〜と呆れるだけなら可愛いもの、中にはトラウマになる程変なことをしてくる人もいました。

私は芸術のためならどんなに迷惑をかけてもよい!のような「芸術無罪」的な考え方は本当に嫌いです。
しかしながら、世間からずれている、馴染めない、少々生きづらい人の中にクリエイティブな才能が眠っている確率は高いのかもな、と思っています。

このような方達は、勉強ができてそつなく物事をこなせる人とはぜんぜん違う視点で世界を見ているのですよね。そして、それを自分だけの言葉で表現します。みんながわざわざ目を止めないことをじっと見て、分析します。

だからこそ、その言葉がみんなを驚かせるのでしょう。

作家になったらすごいのに、企画書を書いて出版社に持っていく、と言うことはきっと難しいのだろうと思います。企画書を書くのと原稿を書くのは全然勝手が違うので、原稿はかけても企画書は書けないのは普通のことですが、ここが残念なことだといつも思います。

出版仲介がもう少し敷居の低くなれば、きっと、もっとたくさんの素晴らしい作家さんが生まれるのだろうなと思います。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す