■もっとも効果の出る方法 思い切ったチラシ!

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ビジネス・マーケティング

●あなたのお店のチラシの反応率は、いかがですか?


 今の日本で、チラシの反応率が良いエリアはほとんど無いのではない
 でしょうか。


 その原因は、新聞やテレビ、雑誌、インターネットなどの情報が溢れ
 すぎているからです。


 自宅にいても、外出しても、情報のオンパレード。


 情報が少ない戦後などの時代には、数少ない情報(広告)を目を皿の
 ようにして視聴していましたが、その後情報が増え始め、消費者たち
 は、情報(広告)を取捨選択するようになりました。


 そして現代、情報はさらに増え、消費者は情報(広告)を無視するよ
 うになっています。


 そんな時代にあって、同業他社と何ら変わらない一般的なチラシを投
 入したところで、反応がないのは当然です。


 ただ、なかにはしっかりと好反応を得ているお店(会社)も一部で存
 在します。


 それらに共通すこと、…今回はそのポイントについてお話したいと思
 います。


 それではスタートです。



●リフォーム会社Aでは、B4サイズのチラシ紙面に大きく

 『まずはお電話ください。90分以内にお伺いします。』

 と明記しています。


 その昔、当時まだ無名だったアメリカのドミノピザは

 『30分以内にお届けできなければ、代金無料』

 という1キャッチコピーで、4000億円以上の大企業に成長しまし
 た。


 もちろん、成長要因は他にもあったと思いますが、この1キャッチこ
 そが最大の成長要因(原動力)だったと言われています。


 今でこそ、ピザ宅配業界において『30分以内のお届け』は当たり前
 となっていますが、当時のアメリカでは“強烈な印象”を与えること
 ができたのです。



 そして、リフォーム会社Aでは『90分以内にお伺い』と打ち出し、
 大成功をおさめています。


 この2社の共通ポイントは何だと思いますか?


 「短時間でお届け(お伺い)する」といった低レベルのものではあり
 ません。


 ここでのポイントは…  消費者に対して

 【ありえない提案】

 をしたことです。


 これは、宅配業界やリフォーム業界に限った話ではありません。


 あなたの業界でも、いくつかの「常識」や「慣習」が存在するはずで
 す。


 その「常識」や「慣習」を根底から打ち破った提案をしたことです。


 そして、チラシで、その【ありえない提案】を大きく打ち出したので
 す。



●ここで冷静に考えてほしいのですが、あなたのお店(会社)が超有
 名店であれば別ですが、一般消費者にとって聞き覚えのないお店であ
 れば、【思い切った提案】をする必要があります。


 聞いたこともないお店、それはつまり、「信頼度ゼロ」であることを
 意味しています。


 決して大袈裟な表現ではありません。


 それが事実なのです。


 聞いたこともないお店(=信頼度ゼロのお店)がいくら「私は真面目
 ですよ、信じてください!」と訴えても、

 消費者の心のなかでは、どこか胡散臭さを感じているのです。


 そんな状態で、「商品A…9800円」「商品B…7800円」と訴
 えても、大きな効果が出ないのは当たり前です。


 なぜなら、胡散臭さを感じている消費者には「受け入れ体制」が整っ
 ていないからです。


 しかし、それでも、あなたはチラシを使って、お店(や商品のこと)
 を訴求し販売しなければいけません。


 であれば、何をすればいいのか?


 【強烈なインパクト】 を与えるしかないのです。


 その強烈なインパクトこそが、【ありえない提案】なのです。



●ここで勘違いをしてほしくないことは、

 【ありえない提案】 = 大幅な値下げ

 などではない、ということです。


 (当然ですが、口から出まかせの大袈裟な表現でもありません)


 もちろん、「大幅な値下げ」も強烈なインパクトを残すことはできま
 すが、もっとも重要なことは、

 【しっかりとした企業努力の上に成り立つ(しかも利益も残る)提案】

 をしなければならない、ということです。


 リフォーム会社Aの『90分以内』は、営業エリアを制限し、さらに
 業務用バイクを3台購入し、営業マニュアルを作成し、各営業マンに
 しっかりと浸透させました。


 実際に90分以内でお伺いできる体制を整えた上で、実施されたもの
 なのです。


 こういう“見えない部分”での企業努力をした上で、【ありえない提
 案】を行ったわけです。


 さらに、チラシ裏面(モノクロ)では、会社の「リフォームに対する
 思い」を手紙風に記載しました。


 それは、

 「地域の皆様にリフォームを通して、豊かな生活を実現してほしい」

 という文章です。


 決して商品自慢や安さ自慢などではありません。


 さらに、リフォーム会社Aでは、定期的にイベントを開催しており、
 ここでも【ありえない提案】を行っています。


 その提案とは、

 『ご来場いただいたお客様にとって、メリットのないイベントの場合
 3000円の手間賃をお支払いいたします』

 という提案です。


 通販などで『気に入らない場合は、全額返金』というフレーズはよく
 あるものですが、参加費無料のイベントで、しかもそれが気にいらな
 い場合は、3000円お支払いするという驚きの提案です。


 この提案をすることで、イベントにかける本気度が伝わってきますし
 会社側としても、軽はずみなイベントはできません。


 ご来場いただくお客様が、本当に喜んでいただくイベントを、社員一
 丸となって企画する必要があります。


 ちなみに、これまでに3000円支払ったお客様は一人もいないそう
 です。


 もちろん、このワンキャッチは、営業の場面でも大きな効果を発揮す
 るそうです。


 「本当に!?」と、ほとんどのお客様が食いつくそうです。



●このような【ありえない提案】は、他業種でも効果を発揮します。


 ある自転車屋さんでは『購入から半永久的に修理代金無料』と打ち出
 し、大幅な顧客増を実現しました。


 『購入から5年以内~』といった提案はよく見かけますが、半永久的
 に無料であれば、購入時に多少価格が高くても購入するでしょう。


 しかし、それでは利益が損なわれるのでは? と思う方も多いと思い
 ますが、

 ほとんどのお客様が、5年ほどで新車に買い換えるそうです。


 自転車も5年ほど使うと、飽きてくるし、新しいものが欲しくなりま
 す。


 また、あるクリーニング店では『24時間いつでも集配します』で、
 急激な成長を遂げました。


 最近は深夜族も多く、多大な受注に成功しています。


 また、ある通販会社では『商品に満足いただけない場合は、代金を
 3倍にしてご返金します』で急激な売上げ増を実現しています。


 これらはすべて、企業努力の上に成り立つ【ありえない提案】なので
 す。



●チラシを作成するとき、あなたは必要以上に多くのことを表現して
 いませんか?


 どの商品にも愛着があるので、どの商品の説明も大きく表現してしま
 う…。


 結果、どの商品も目立たないチラシが出来上がる。


 そんなメリハリのないカタログ的なチラシを、じっくりながめる消費
 者なんてほとんどいません。


 (現代人はそんなに暇ではありませんからね)


 また、チラシの「本来の目的」は何ですか?


 通販であれば、紙面上で商品を購入してもらう必要がありますので、
 いろいろな商品を紹介しなければいけませんが、そうでない場合は、
 こまかい商品情報などをいちいち載せる必要はありません。


 あなたが店頭販売業の場合、チラシの目的は【お店に来店させるこ】
 だけです。


 そのためには、何をするべきか?


 お客様に「最大のメリット」と「強いインパクト」を与える
 【ありえない提案】をしなければいけません。


 あなたの業界では“非常識”ともいえる提案を…。


 そこまでしなければ、“今の日本”では勝てないのです。



 まずは、企業努力の上に成り立つ【ありえない提案】を創り出してく
 ださい。


 そして、その【提案」をチラシの紙面半分以上で、印象的に打ち出し
 てください。


 今の時代、そんな「思い切ったチラシ」こそが、好反応が得られるチ
 ラシなのです。



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