子ども会
夏休みになると私たち小学生は地域ごとに一軒の家に集まって午前中を過ごしました。昭和30年代のことです。休みに入る前に、その地区の担当の先生と子どもたちとで日程やら過ごし方やらの計画を立てるのです。親はいっさいタッチしません。なぜ?だってそれは当然でしょう、子供会なのですから。先生方が休みに入るお盆までの間に確か10日間ぐらい集まったと思います。集まって何をしたかというとうんざりするほどあった宿題算数のドリルや夏休み帳などを持ってきてそれらをやるのですよ。図画や工作もやりました。もちろん子どもだけですからペチャペチャ話をしたり、プロレスごっこをしたりして遊ぶことの方が多かったのですが、そこはそれ上級生を中心とした秩序がちゃんとあってサボったり、勝手に帰ったり収拾がつかなくなったりなんてことはありませんでした。次回に続きます。
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