接客業で気付く動きからの感情コントロール
接客業はお客様の前で負の感情を露(あら)わにするわけにはいきません。凛とした姿勢で、物腰柔らかに、そして朗らかさを併せ持つ。しかし、プライベートで辛いこと、悲しいことも予期せず訪れます。笑ってられるか!!と思う時も、正直ありました^^それでも制服に身を包み、身なりを整え、背筋を伸ばし、顔をあげ前を向くと、心がすっと落ち着きます。体の動きによって、感情が落ち着くということを実感する瞬間です。気持ちが塞ぐこともあるでしょう。下を向きたくなる時もあるでしょう。しかし、そんな時はどうぞ背筋を伸ばし胸を張ってみてください。顔をグッと上げてみてください。それだけのことですが、意識が変わってきます。逆に下を向き、体も縮こませていると、気持ちもその姿勢にどんどん引きずられます。「体と心は繋がっている」まさにその通りです。このことをご存じの方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、いざとなると感情が自分を支配します。体の動きにより感情をなだめましょう。ここで余談を^^旅館に嫁いで数年目の時に、嫁ぎ先の祖父が早朝に亡くなりました。老衰ではあったのですが、悲しかったです。しかし、仕事に出なくてはいけません。悲しみと祖父のことで対応に追われる義家族の分も、私がしっかりしなくてはいけません。ご出発のお客様をお見送りする時。精一杯の笑顔で対応していましたが、ご年配の男性と言葉を交わすときに、つい涙が溢れてしまいました。そのお客様は不思議そうにされていましたが、私と握手をし「また来るから」と言って出ていかれました。お客様に気を遣わせてしまったなぁ、まだまだだなぁと鼻をすすりながら反省しました。まぁ、胸を張っても
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