退職金を受け取った後のお話 使っても減らない運用ができればベスト
退職金とはこの記事を読んでいただいている読者の皆さんは多分、50代後半であと数年で定年退職を迎える方や既に定年退職を終えた方がメインではないかと思われます。そこで、今回は退職金について考えてみたいと思います。
そもそも退職金とはどんな制度なんでしょうか。退職金制度とは一般的に定年退職を迎えた従業員に退職金を支給する制度ですが、必ずしも法律で支給しなければならないとされているものではありません。退職金制度は企業独自の制度であるため、金額なども各企業が自由に設定しています。また、日本企業でも導入している企業としていない企業とに分かれる様です。退職一時金でもらう場合と退職年金でもらう場合がありますが、今回は一時金でもらうと想定して考えてみます。厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査 」によると、定年退職時の退職金平均は、大学・大学院卒で1,983万円だそうです。退職金の運用方法この様な高額なお金を一度に受け取る訳ですが、考えたいのがその運用方法です。現在の様な低金利時代、退職金をそのまま銀行口座に置いておくだけでは全く増えません。例えば、2000万円を金利0.01%の定期預金に預けていた場合、1年後の利子はたったの2000円です。10年預けたとしてもたったの2万円少々です。これでは運用とは程遠いですよね。そこで考えたいのは、各金融機関で実施している退職金運用プランです。(各金融機関ごとに名称は異なります)
私の住んでいる長野県の金融機関の場合ですが、いくつか使える3つの実例を紹介したいと思います。他の都道府県の地方銀行でも似たようなプランがあると思います。
①八十二銀行の「セカン
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