難聴でいて辛いときは
こんにちは、しょうこです。仕方ないと分かっていても、難聴でいて辛いなぁと思うときがあります。そんなときは聞こえにくい人の気持ちも聞こえる人の気持ちも半分ずつだけど分かる。それってすごくない?と過去の自分が私に元気とほんの少しの勇気をくれます。「聞こえていればこんなに辛い思いをすることはなかったのに」と言う聞こえにくい人。「うるさくて眠れない。聞きたくない音まで聞こえてくる」と言う聞こえる人。聞こえにくい人が聞こえる人をうらやましいと思うことはあっても、聞こえる人が聞こえにくい人をうらやましいと思うことはないように思えますね。でも、人は自分にないものをうらやましいと思うもの。隣の芝生は青く見えるのです。実際に私も兄のことをうらやましいと思っていました。兄は私よりも聞こえが重く、静かな環境でだとか大きな声でだとか関係なく、音声での会話はできません。ろう学校(現在は特別支援学校)に通う兄と聞こえる人たちが多く通う学校に通った私。兄は手話で会話が成り立つ学校に通い、同じ耳が聞こえにくい同世代の人がいる。一方で私は、音声が中心の学校に通い、耳が聞こえにくい同世代の人は片手で数えられるくらいの数人です。私から見ると、兄はとても楽しそうで「聞こえなくて辛い」と学校内で感じることはなかったように見えました。だからこそ「いっそのこと、兄のようにほとんど聞こえない耳であれば、コミュニケーションに困ることはなかったのだろうか」と兄をうらやましく思いました。その逆で聞こえる人がうらやましいと思うことだって何度もありましたよ。でも、そんな兄も私のことをうらやましいと思っていたようで「しょうこはいいよね。
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