耳トレ本を読んでみた~耳の聞こえが気になる方へ~

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コラム

4冊のレビュー

①耳は一分でよくなる(著・今野清志)
 中医学の見地から耳の聞こえをよくするためのアプローチを紹介しています。実は体は相互に関連し合っているという新たな視点をくれます。耳と腸の働きは関連しているというのは、面白い視点だと思いました。
 やはり「難聴」を根本的に治す方法はないようですが、「聞こえ」を改善することは様々なアプローチで出来るようです。簡単にできるマッサージやトレーニングが紹介されています。
 絵が少なくわかりにくい部分が少し気になりました。

②聞こえがクリアになるCDブック(著・坂田英明、小山悟)
 「脳幹」という部分に注目して耳の聞こえの改善にアプローチする一冊です。「脳幹」と耳の聞こえとの関連性を丁寧に説明してあり、勉強になりました。
 主にCD音源を聞きながらトレーニングすることが求められていますが、その内容はコンパクトながら非常にやりごたえのある内容となっています。初めのうちは、脳が疲れる感覚がありましたので、「脳幹」に効いていたのかな?と思いました。

③水の音CDブック(わかさ出版)
 耳鳴りや聞こえにくさを改善するために水の音を聞こうというのがコンセプトの一冊です。聞こえにくさよりも耳鳴りの改善の方に力点を置いているような気がしました。
 4種類の水の音の中から自分に合った水の音を選んで聞くだけという簡単なトレーニングです。個人的には、耳鳴り改善の必要性も感じていますが、それ以上に耳の聞こえに関心があるので、少し求めているものと乖離があると思いました。

④1分で「聞こえ」が変わる耳トレ!(著・小松政史、白澤卓二)
 「耳の聞こえ」がよくなることは必ずしも音が聞こえるというメリットをもたらすだけではないのですね。難聴に悩む人だけでなく、全ての人が「耳の聞こえ」に関心を持つといいのにな、とこの本を読んで思いました。
 耳と脳との関係性に注目しながら、CD音源を使った豊富なトレーニングを楽しむことが出来ます。メニューが豊富なので飽きずにできるかなと思いますが、個人的には上記の「脳幹」のトレーニングに比べて強度は緩めに感じました。

何かご質問等ありましたら、お気軽にお尋ねください。



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