学ぶ権利はあっても学ぶ義務はない
日本には義務教育という制度があります。
これは、大人が子供たちに一定の教育を受けさせなければならないという制度です。
いわば、大人の義務です。
一方、子供たちにあるのは、学ぶ権利です。
権利ということは、その背後に自由があります。
学ぶもよし、学ばぬもよしなのです。
これらを総合すると、義務教育制度は、子供たちが持っている学ぶ権利を自由に行使できるように大人たちに環境を整え、措置を取る義務を負わせているものと言えるでしょう。
しかしながら、残念なことに子供たちの学ぶ権利を尊重するという大事な視点が欠けている大人が後を絶ちません。
無理やり勉強させたり、学校に行かせたり。
そんな経験をした子供はどうなってしまうでしょうか。
「楽しめない」「~しなければ」「~すべき」
という思考にとらわれる傾向が現れます。
別に実益なくなにかをしたっていいんです。
楽しければいいんです。
学ばなくてもいいんです。
何事も、本来、自由の下に存在しています。
これは、宇宙の摂理です。
学びも同じです。
「何となく面白そう・・・」
「何となく楽しい・・・」
素晴らしい感覚だと思います。