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情報化社会から知識創造社会へのシフト 読書会の可能性における脳の反応

読書会における脳の反応とその段階を通して、情報化社会から知識創造社会へのシフトを理解することができます。まず、個人が自己の問題に焦点を当て、自己認識することで内面的な理解を深めます。次に、選んだ本を通じて自己開示し、他者との信頼関係を築くことで安心感のあるコミュニケーション空間を形成します。・第一段階 自身の抱えている課題や問題にフォーカスし、 自分の立ち位置を把握し、 内面の気持ちに問いかける 自己認識する状態 ・第二段階 自身の課題や問題に対して選んだ本を通じて周りの人 に自己開示する。 周りに自己開示することで、相手と 自分の垣根が取り払われ、 安心安全の「場」 空気がで きはじめる。 ・第三段階 他の人達が同じように本の内容を発表することで、共 感と共に、他の人とのつながりが生まれていく。 価値観のつながりが生まれることで、 相手の情報を吸収しやすい環境ができる。 自己表現できる状態 ・第四段階 多角的な情報を吸収することで自身の中で世界観が広 がり、知識創造がはじまる。 脳の中にある過去の出来 事と新しい情報がつながり、新しいアイデアが生まれ やすい状態。 自己実現、課題や問題を受け入れ、 解決 に導くことが容易に思える状態。 自己効力感につながる。
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本を読む行為が持つ「奇跡的な効果」

本を読む行為が持つ「奇跡的な効果」とは、読書を通じて得られる知識、洞察、そして精神的な成長です。本は、私たちが異なる視点を探求し、新しいアイデアに触れることを可能にします。人工知能が進化し、人間の能力の多くを超越していく現代において、読書は個人の思考力や創造性を刺激し、独自の人間性を深める手段となります。したがって、読書を単なる孤独な活動と捉えるのではなく、他者との知識や考えの共有という形でその価値を最大化することが、これからの時代において重要となるでしょう。デジタル社会において、読書会を活用することは、多くのメリットを提供します。オンラインプラットフォームやソーシャルメディアを利用することで、地理的な制限なく、様々な背景を持つ人々との交流が可能になります。また、デジタルツールを用いることで、議論を記録し、共有しやすくなり、情報の整理やアクセスが容易になります。これにより、異なる視点や意見を交換し、新しい洞察を得る機会が拡がります。デジタル読書会は、時間や場所に縛られず、より多くの人々を繋げ、共通の読書体験を共有する新たな方法として、重要な役割を果たします。
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読書習慣がもたらす革命的な衝撃とは

読書会が多様なネットワークやコミュニティの形成に役立つ理由は、参加者が共通の読書体験を通じて深いレベルでコミュニケーションを行い、多様な視点を交換する機会を持つことにあります。読書会は、異なる背景を持つ人々が集まり、本を通して様々なテーマについて話し合い、互いの見解や体験を共有する場です。これにより、参加者は新たな知識を得るだけでなく、人間関係を深め、新しい視点を理解する機会を持つことができます。その結果、参加者はより広い視野を持ち、多様な人々とのつながりを築くことが可能になるのです。読書会が多様なネットワークやコミュニティを形成する理由は、次のような具体的な要素によります。 共通の興味に基づくつながり: 参加者は同じ本を読み、その内容について話し合います。これにより、共通の興味を持つ人々が集まり、関係を築くことができます。 異なる視点の共有: 同じ本を読んでも、人によって異なる解釈が生まれます。これにより、多様な視点や意見が交換され、新しい知見や理解が深まります。 安全で開かれた環境: 読書会は、意見を自由に表現しやすい安全な環境を提供します。これにより、参加者は自己開示しやすくなり、より深い人間関係を築くことができます。 学習と成長の促進: 本から学んだ知識や洞察を共有することで、個人の学習と成長が促進されます。 社会的な交流: 読書会は社交の場でもあり、新しい友人や知り合いを作る機会となります。 以上のように、読書会は参加者にとって有意義なコミュニティの形成と、個人的な成長の機会を提供します。
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【朗報】嘔吐恐怖症は克服できる!

こんばんは。あなたに光を降り注ぐライトワーカー、光の仕事人@SACHIKOです。昨日は、オンライン読書会に参加しました😊最近ダイヤモンド社より出版された「吐くのがこわい」がなくなる本(山口健太著)の読書会です。実は、以下のブログで挙げているように、私も「吐くのがこわい」人間です💦30代の頃は、嘔吐恐怖に加え、会食恐怖、パニック障害、自律神経失調症、胃腸障害・・・・と、山のような恐怖と不調を人知れず抱えておりました。その当時は、「嘔吐恐怖」は一生人に明かすこともなく墓場まで持っていく秘密と思っていました。しかし、オンライン読書会に参加してみて、この「嘔吐恐怖」に悩んでいる人がこんなにもいるんだ、ということを知りました。一人一人、症状は違いますが、「嘔吐恐怖」に悩む人というのは、悩んでいない人には理解できない共通する事があります。例えば、・ミントタブレットを常に持ち歩く・会食ではトイレの近く、あるいは端っこに座る・飲み会には極力行かない・・など。このような話をすると、「嘔吐恐怖」を持った人同士なら初対面であっても、「ああ、そうそう、そうだよね!」と共感できるわけです。自分だけが悩んでいたのではないそう思えるだけでどれだけ心が楽になるか。この本には、嘔吐恐怖を克服するためのエクスポージャー(曝露療法)というドリルもついています。「嘔吐恐怖」に関しては今まで情報もなく一人で悩むしかなかったのが、このような本が出版され、オンライン読書会が開催され、自分でも改善に向けて進めるような道が開かれたということになります。私は日常生活に支障をきたすほどではありませんが、恐怖がなくなったわけではあり
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ヘミングウェイの「老人と海」は ハードボイルドの王道を行く小説です。

読み終えた後で見返すと ヘミングウェイの文章は1行たりとも無駄がないような気がします。 たとえば冒頭。 「このところ84日間、一匹も釣れていなかった」 この短い文章があるのとないのとでは クライマックスで老人が 巨大なカジキを執拗に追い求める行動への感情移入が まるで違ってきます。 ------- もう一つ重要な文章が8ページにあります。 「どこをどう見ても老人だが その眼だけは海の色と変わらない。 元気な負け知らずの目になっていた」 この文章があることで 延々と50ページに及ぶカジキとの格闘が 違和感なく読み進められるようになっています。 ----------- もう、王道のハードボイルドが セリフの随所に感じられます。 「老人はたっぷり時間をかけてコーヒーを飲んだ。 今日一日、これしか口にしないはずだから いま大事に飲んでおく」 漁に出掛ける前の、この描写からして 老人が、ただものではないことが伺えます。 ----------- ひとりで漁に出た老人は 上空を旋回している鳥に話しかける。 「ねらいをつけたか?」 「見てるだけじゃあるまい・・・」 孤独なんてものは無いんだとばかりに 人間以外のものに話しかけるのも ハードボイルドの王道ですねぇ(;^_^A ストイックです・・・。 ----------- カジキが網にかかってから すでに一昼夜。老人は疲れ果てている。 一羽の小鳥が飛んできてロープにとまる。 おぼつかない足取り。 老人は話しかける。 「なぁ、小せえの、休んでいけよ。 そこまで疲れてちゃしょうがねぇな」 きっと、自らに言っているんでしょうかねぇ。 ---------
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安部公房「壁-バベルの塔の狸」は、 無意識の願望が具体化していくお話・・・。

詩人である「ボク」が公園のベンチで空想をしていると 猫でもなければ、犬でも、狐でも、狸でもない 奇妙な小動物に出くわす。 小動物がゆっくりと近づいてきたかと思うと 何かを咥えて逃げ去っていく。 咥えていったものはボクの「影」 ここから、不条理なお話が始まります。 -------- 「影」を無くした「ボク」は 体が透明になってしまう。 なんとかして自室に戻った彼は、ふと安堵する。 なぜかというと 「消えてしまったボクの輪郭の代わりに 壁が皮膚の役目をしてくれる」から。 ここから 「ボク」は「影」の考察を始めていきます。 肉体を喪失した彼は 何に光明を見出すのでしょう・・・(;^_^A ------------- 「影」を咥えて逃げた小動物が言う。 「私の行動や言葉はすべて君の念願なんだ」 つまり 「君は透明になりたかったんだ」 ここから、際限なくシュールな展開となっていきます(;^_^A まるで夢を見ているような・・・。 そう、これは無意識の世界です。
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泉鏡花「天守物語」は、高貴な女性の凛々しさが光る物語です。

これは極上のエンターテイメントです。 -------------- 第一幕 舞台は姫路城、天守閣。 数人の侍女が、天守より釣竿を垂れている。 秋草を釣ろうというのである。 餌はというと、それは「白露」 ほどなくして 「釣れました」 「あれ、私も・・・」 黄と白と紫の胡蝶の群れ、ひらひらと舞い上がる。 なんとも不思議な幽玄世界です。 --------------- 天守閣の天井から降りている梯子より 天守閣の主、富姫が現れる。 「お帰りあそばせ、お帰りあそばせ」 口々に言迎う侍女ら。 富姫は、遥かかなたにある「夜叉が池」に 参っていたとのこと。 ここまでの件で登場人物は すべからく只ならぬ者であることが伺えます(;^_^A。 --------------- 第二幕 さらに天守閣の天井から降りている梯子より 猪苗代城の主 亀姫が現れる。 山伏をお供に連れている。 山伏が小脇に抱えているのは 「白布に蔽うたる一個の小桶」 富姫へのお土産とのこと。 中から出てきたものは「色白き男の生首」 げに恐ろしや・・・(;^_^A --------------- 第三幕 ふと、城下を見ると、城主である但馬の上が鷹狩をしている。 生首のお礼にと、富姫は白鶴に身を変えると 鷹を呼び込んでしまう。 「この鷹ならば、毬を投げても取りましょう。 たんとお遊びなさいまし」 さて、ここから、大変なことが起こるのです・・・。
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泉鏡花「外科室」は文語体ゆえに凛とした情念が感じられるのです。

実に、泉鏡花らしい静かなる情念のお話です。 医学士高峰の執刀によって 外科施術を受ける貴船伯爵夫人。 「手術台なる伯爵夫人、純潔なる白衣を纏いて横はれる」 だが、伯爵夫人は、麻酔はいらないと言う。 「私はね、心に秘密がある。麻酔剤は譫言を言ふと申すから、 それが怖くてなりません」 麻酔なしでの手術が始まる。 「見れば雪の寒紅梅、血汐は胸よりつと流れて、白衣を染むる」 医学士高峰が訪ねる。 「痛みますか」 「否、貴下(あなた)だから、貴下(あなた)だから」 二人の関係がただならぬものだということが うかがい知れます。 二人にどんな過去があったのかは 読んでからのお楽しみです。
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泉鏡花「夜叉が池」は、まるで映画を観ているかのようです。

まぁ、セリフだけで構成される戯曲なので 当たり前と言われればそれまでですが・・・(;^_^A ----------- 第1幕 舞台は、山の麓の村。 仲睦まじい夫婦の百合と晃が 夕餉の支度を始めるとこから物語が始まります。 古式ゆかしいセリフ回しが とてもいい。 場面がありありと浮かんできます。 ----------- 第2幕 夕餉の支度をしている百合。 そこへひとりの僧侶 学円が訪れます。 一昨年来、行方知れずとなっている友人を探し歩いていると言う。 それを聞いた百合の顔色が変わる。 「もう沢山でございます」 とにべもなく言う・・・。 不穏な空気が漂ってきました(;^_^A ----------- 百合と僧侶 学円が話しているところに 晃がやってくる。 彼は言う 「君はここへ来たことで物語の中の人になった。 ボクは、物語そのものになったんだ」 泉鏡花の本領が発揮されていきます・・・。 ----------- 晃の話が続く。 「50年来、欠くことなく日に三度 鐘を打ってきた老人が亡くなった」 彼はその老人の代わりになっているのだという。 なぜ彼は、鐘を打たなければならないのか・・・。 ----------- 第3幕 夜叉ヶ池に棲む魑魅魍魎が現れる。 彼らは、遠く離れた剣ヶ峰千蛇ヶ池の主からの手紙を持ってきたのです。 夜叉ヶ池の姫 白雪に届けるために。 ここから先は、 極上の幽玄世界エンターテインメントと相成ります。 読んでからのお楽しみ(;^_^A
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小説には読み方があるんです。

小説は、ただ読めばいいというものではありません。 とくに昔の文豪が書いた小説を より深く味わうには、 しなければいけないことがあります。 それを30分間だけ、お話しします。 長くなると寝むたくなる可能性がありますから(^◇^;)
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オスカーワイルドを語ってみた。

オスカーワイルドは芸術至上主義、耽美文学の作家です。 かなり、独特な生涯を送った人です。 オスカーワイルドがどんな人生を歩んできたか、 そのさわりを語ってみました。 そして、どんな作品を生み出したのか。 「幸福の王子」「ドリアングレイの肖像」「サロメ」についても触れます。
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「雪国」は、読み手を選ぶ作品なのです。

「雪国」を読んで思うこと。 -------- 主人公は妻子ある文筆家、島村。 彼は、一年ぶりに雪国の温泉宿に赴きます。 美しい芸者、駒子との再会を果たすために。 川端康成は、説明的な文章では描かず じつに巧みに、抒情的な表現をしています。 つまり、ここで描かれているのは 二人の微妙な心の揺れ動き。 ストーリーを追う作品ではありません。 味わうべきは、繊細な文章表現です。 --------- ですから、読み手に「経験」が少ないと 描かれていることが理解できない・・・ ということになります。 「雪国」は、読み手を選ぶ作品なのです。 ここで描かれていることが 解るかどうか。 アナタの人生が試されます(;^_^A --------- そして この作品を料理に例えると、 隅々までこだわりぬいた美しい懐石料理。 カップヌードルばかり食べていると 味覚がダメになってしまうので注意しないと・・・(;^_^A
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谷崎潤一郎 著「春琴抄」を読まずして 何をか読まんや・・・。

いや、もう「春琴抄」だけは、 何をさておいても、読むべき作品です。 アナタの人生が変わること必至です。 というわけで・・・。 --------------- 第1回目は「春琴抄」を読んだことのない人向けに 概要の説明をしてみました。 ↓ -------- 第2回目は最初の30ページ、 春琴と佐助、二人の関係性が描かれているところを 読み解いてゆきました。 その文章の繊細で巧みなこと・・・。 一文一文が素晴らしいので、どこが素晴らしいのかを 読み解いてゆきました。 ↓ ------------ 第3回目は、次の30ページ 春琴と佐助、「主従」の関係に加えて、 「師弟」の関係にもなっていきます。 二人の関係がより濃厚になっていくわけです。 その様子は、以下からどうぞ(;^_^A ↓ -------------- 〇ついに「春琴抄」の最後の30ページを読み込んでいきます。 ここに最大の山場が出てきますので、見逃せません(;^_^A 最初のページから、これまで描かれてきたことは、 佐助が、自らの目を針で突くエピソードからの 珠玉の展開のためにあると言えます。 〇佐助は、自分の人生のすべてをかけて 春琴のために生きているのです。完全なる「純愛」なのです。 ↓
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安部公房「人間そっくり」は、 自分の存在が危ぶまれてくる小説です。

ある日、 自分は火星人だという男が訪ねてくる。 事前に奥さんらしき人から 「主人は自分を火星人と思い込んでいる。 暴れるかもしれないから刺激しないで」 と電話があったのです。 自分は火星人だという男。 彼は、ある小説の原稿を手にしている。 タイトルは「人間そっくり」 今回の出来事を、事前に小説に仕上げてきたという。 そこから、延々150ページにわたり 何が本当で、何が嘘かがわからない押し問答が続く・・・。 まるで星新一のショートショートのような展開です。 ただ・・・長い・・・(;^_^A
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安部公房「箱男」は、不穏な空気を味わえる作品です。

ストーリはあってないようなもの。 箱の中の居心地の良さに魅了された男の行動の記録です。 どういうことかというと 冷蔵庫くらいの大きさの段ボール箱を 頭からすっぽりかぶって、街の中をさまよい歩く男の記録です。 小説の体を成してないことも相まって どんどん狂気な世界に取り込まれていくようで シュールリアリズムがどういうものかが 垣間見えた気がします。 ・・・というか、現実に同じようなことをして 日本縦断していたアーティストがいましたねぇ(;^_^A
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