安部公房「人間そっくり」は、 自分の存在が危ぶまれてくる小説です。
記事
学び
ある日、
自分は火星人だという男が訪ねてくる。
事前に奥さんらしき人から
「主人は自分を火星人と思い込んでいる。
暴れるかもしれないから刺激しないで」
と電話があったのです。
自分は火星人だという男。
彼は、ある小説の原稿を手にしている。
タイトルは「人間そっくり」
今回の出来事を、事前に小説に仕上げてきたという。
そこから、延々150ページにわたり
何が本当で、何が嘘かがわからない押し問答が続く・・・。
まるで星新一のショートショートのような展開です。
ただ・・・長い・・・(;^_^A