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安部公房「壁-バベルの塔の狸」は、 無意識の願望が具体化していくお話・・・。

詩人である「ボク」が公園のベンチで空想をしていると 猫でもなければ、犬でも、狐でも、狸でもない 奇妙な小動物に出くわす。 小動物がゆっくりと近づいてきたかと思うと 何かを咥えて逃げ去っていく。 咥えていったものはボクの「影」 ここから、不条理なお話が始まります。 -------- 「影」を無くした「ボク」は 体が透明になってしまう。 なんとかして自室に戻った彼は、ふと安堵する。 なぜかというと 「消えてしまったボクの輪郭の代わりに 壁が皮膚の役目をしてくれる」から。 ここから 「ボク」は「影」の考察を始めていきます。 肉体を喪失した彼は 何に光明を見出すのでしょう・・・(;^_^A ------------- 「影」を咥えて逃げた小動物が言う。 「私の行動や言葉はすべて君の念願なんだ」 つまり 「君は透明になりたかったんだ」 ここから、際限なくシュールな展開となっていきます(;^_^A まるで夢を見ているような・・・。 そう、これは無意識の世界です。
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安部公房「箱男」は、不穏な空気を味わえる作品です。

ストーリはあってないようなもの。 箱の中の居心地の良さに魅了された男の行動の記録です。 どういうことかというと 冷蔵庫くらいの大きさの段ボール箱を 頭からすっぽりかぶって、街の中をさまよい歩く男の記録です。 小説の体を成してないことも相まって どんどん狂気な世界に取り込まれていくようで シュールリアリズムがどういうものかが 垣間見えた気がします。 ・・・というか、現実に同じようなことをして 日本縦断していたアーティストがいましたねぇ(;^_^A
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安部公房「人間そっくり」は、 自分の存在が危ぶまれてくる小説です。

ある日、 自分は火星人だという男が訪ねてくる。 事前に奥さんらしき人から 「主人は自分を火星人と思い込んでいる。 暴れるかもしれないから刺激しないで」 と電話があったのです。 自分は火星人だという男。 彼は、ある小説の原稿を手にしている。 タイトルは「人間そっくり」 今回の出来事を、事前に小説に仕上げてきたという。 そこから、延々150ページにわたり 何が本当で、何が嘘かがわからない押し問答が続く・・・。 まるで星新一のショートショートのような展開です。 ただ・・・長い・・・(;^_^A
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