絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

9 件中 1 - 9 件表示
カバー画像

子どもがぬいぐるみを持つのはなぜ?

こんばんは!心理学研究員の原です。今回は、乳幼児期の子どもがぬいぐるみを大切に持つのはなぜなのかをテーマに書いていきたいと思います。ここ最近、アタッチメントと安全基地を書いてきたのでそれに関連付けてご説明できればと考えています。皆さんは自分にとって大切なぬいぐるみはありますか?私は、ニワトリのぬいぐるみを大切に持っています。今でもリビングにいます。乳幼児期の子どもがぬいぐるみを大切にすることを発達心理学観点からは「移行対象」で説明ができます。移行対象とは、乳幼児がぬいぐるみなどに特別な愛着を寄せるようになる、主に無生物の対象に限定して当てた学術用語です。移行対象のぬいぐるみなどを持ち始める時期には1歳前後と2歳前後があります。前者を一次性移行対象、後者を二次性移行対象といいます。ウィニコットによれば、移行対象のぬいぐるみなどを持つことは健常な情緒的・認知的発達に不可欠な役割を担っており、また母親など養育者との分離といったストレスフルな状況に適切に対処することができるようになることがわかっています。最近、アタッチメントと安全基地をテーマにして養育者を安全基地として子どもは探索行動をすることを述べてきました。安全基地から離れるにつれて何か精神的な安心感を得られたいので移行対象が大切になってきます。アタッチメント、安全基地と関連づけるなら…アタッチメントは母親などの養育者との間で形成される精神的な絆であり、これが形成されながら子どもは母親を安全基地として一人で探索行動をとるようになるのですが、不安感を高めすぎず精神的な安心感を得るために移行対象としてぬいぐるみなどを持つ子どもが多くい
0
カバー画像

安全基地を理解する

こんにちは!食べ過ぎの日々の原です。痩せないとなーと思いつつ食べてしまいます。さて、最近、アタッチメントについて取り上げてきましたが、これに関連してとても重要な概念があります。それが「安全基地(secure base)」です。以下では安全基地の説明をしていきたいと思います。安全基地とは、2~3歳頃になる子どもにみられるもので子どもの不安やストレスを軽減して安心感や安全感をもたらす養育者の存在のことを言います。アタッチメントのタイプがどれなのか理解するためにエインズワースがストレンジ・シチュエーション法を作ったのですが、安全基地もエインズワースによって作られました(別の研究者が作ったといわれることもあるのですが、ここではエインズワースにします)。安全基地について例えば、公園に行くと子どもが1人で遊びに行きますが、困ったり泣いてしまったりして自分自身の不安感が高まったら母親のもとにいくのは母親が安全基地の役割をしているといえます。より専門的な表現をすると、子どもが1人で探索行動をしている中で不安場面や恐怖場面、欲求不満場面が生じるとすぐに養育者(主に母親)のところに戻ってきて接触行動や定位行動をとります。これは、養育者との物理的接触を取ることで安心感や安全感を持とうとするアタッチメントの行動といえます。大切なのは、子どもが1人で探索行動をして不快な場面が生じたら養育者のもとに行き、ストレスや不安感を低減させてからまた探索行動に行くことを繰り返すことです。これを何度も行うことではじめてのおつかいにも行けるようになるのです。子どもの発達で安全基地が取り上げられることが多いのですが、人間
0
カバー画像

子育て応援* ベビーサイン

寝返りができるようになったり歩いたりできるようにと子どもの成長は早いですね。あっという間に、大きくなり幼稚園や、小学校、中学に進学になり、親はドキドキの毎日。(でした)あっという間の成長ですがまだ、話ができない時期コミュニケーションをとるのにベビーサインを使っていました。親子で決めたサイン赤ちゃんにも真似できるジェスチャーでお腹が空いたとか、喉が渇いた~、もっと、ちょうだいとか。これができるとお母さん・お父さんのストレスが減りますよね?ある時、指で、周囲を指し、クニャクニャと動かしながらブーンと言って足を指さしパチンと足を叩きました。「あっ、蚊がいた?」満足そうに、満面の笑みでコックリと頷き離れて、遊びの続きを始めました。自分の考えが伝わったので嬉しかったのでしょう。ベビーサインを使うと言葉の発達が遅れる心配をするお母さんがいるそうです。我が家の子は、2歳過ぎても、言葉が出ませんでした。一語文もありませんでした。3歳児検診では、発達の遅れが心配と言われましたが親としては「大丈夫じゃな~い」と呑気にいていました。発達には個人差がある(信念!)その直ぐあとに、いきなり、一語文ではなく普通の会話になりました。「このお菓子、美味しいよ~、お祖父ちゃんとスーパーに行って選んだの~、買ってもらった~」って感じです。突然、雄弁になった我が子発達には個人差がありますね。(おい!じーちゃん、勝手に連れ出すな~!)ベビーサインを使うとサインを使っていないお子さんより言葉の発達が早いとの事お子さんとスキンシップを取りながらベビーサインで親子の絆を深めてみませんか?これも安全基地の一部になります。お母
0
カバー画像

不登校 *お母さんへメッセージ

子どもが学校に行かなくなって 周囲の態度が変わり、離れる友人・知人がいて 身内からの 何気ない言葉に、傷ついてしまう時もありますよね。 学校に行かない ⇒ ‟あなたの育て方が悪い” のラベリング でもね そんな考えが間違えだと知っている人は、大勢います。 なぜ、学校に行かなければならないのか? そんな、自身に対して疑問も問いかけもできない 自己研鑽できない人です。 ‟学校に行かなければならない”  ‟行かない子は、親の育て方が悪い” その考えこそ、間違っている、生き方に鈍感な哀れな人です。 あなたこそ、‟育てられ方が悪かった”のですね。 (よほどの事が無い限り修正できない心の持ち主) そんな気の毒な人は構わずに お子さんと神様がプレゼントしてくれた時間を 大切に過ごしてください。 子育て支援で、出品サービスを出していますが、 安心して過ごせるようにブログも作りました。 対応や考え方等色々書いていて、一部有料になっていますが、 この、時々に綴るブログで 心が休まり、元気が出るなら、 有料なんて利用しないで その分、お子さんと楽しむことに使ってくださいね。 神様のプレゼントを楽しんでください。 今日も、明日も良い日でありますように   (^^) このブログ、画像添付したら失敗!同じ物を作り直しました。ブログの、添付画像だけを削除できるのでしょうか…?(誰か教えてください…)訪問していただいたお礼です。時々、他のブログにも画像をアップしていますので覗いてみてください。
0
カバー画像

周りがみんな敵に見えるとき

頑張っているのに、自分では敵を作るつもりなどないのに、周りにいる人が自分と敵対している、自分を否定している、自分に反対している、自分を攻撃してくるように思えてしまうとき。 それはどんな時でしょうか。どうやって自分と周囲に対処すればいいでしょうか。乗り越える方法はあるのでしょうか。1.周りが敵に見えるときの心理状態 周囲に対しては不安や恐怖を感じていることが多いでしょう。人には「所属の欲求」があります。集団でいることで協力し合って不測の事態に対処するためです。 しかし周囲を敵とみなしていては、何かトラブルが起きても自分と協力してくれる可能性は低いのでは、と思ってしまいます。 そればかりか、場合によっては除外されるのでは、真っ先に切り捨てられるのでは、とも考えます。 そしてどうしてこのような状況、心境になってしまったのか、という怒りも湧いてきます。 自分の仲間が無い、と、孤独感も感じてしまうでしょう。 周りが敵に見えてしまう、その理由が特にないからこそ、対処のしようがなく、ただ耐えるしかないと思ってしまいます。 2.自分自身を責めてしまう普通に考えれば周り中が敵、ということはありえません。 それでも当人の心の中でそう思ってしまえば、不安や恐怖、疎外感、孤独感は現実として存在します。 理由は分からないのに感情は感じる。 その感情から解放されたいのに、理由が分からないから逃れる方法も思いつかない。 行きつく先は自己批判です。 「よくわからないけど、きっと自分が悪いのだ」 と、「仮」の原因を自分に決めてしまうのです。 すると、そこからは怒涛の反省、批判、罪悪感、後悔が襲ってきます。
0
カバー画像

脱・ネガティブ思考の道

ネガティブな感情や思考が生まれること自体は誰でもあるものですが、四六時中否定的な思考や不安、暗い想定に縛られるのは辛いです。では、長期的な対策として、脱・ネガティブ思考するにはどうすればいいか、を、考えてみましょう。以下の4つの要素が中心となります。1.マインドフルネス当ブログでも何度も登場する「マインドフルネス」ですが、定義としては『現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程』(Wikipedia)です。人の思考や意識は、気を抜くとすぐに過去や未来など、自分が直接どうにかすることが出来ない時空に飛んでいきます。何か問題が起きた時に、「あのとき~~しておけば」(過去)や、「この後~~になったらどうしよう」(未来)ということばかりを考えてしまいがちです。しかし、過去や未来は、今すぐ直接手を加えて思った通りに形を変えることは出来ません。今自分に出来ることは「今この瞬間」の自分だけです。マインドフルネスは、瞑想や坐禅などとセットになることが多いですが、要するに「今、この瞬間」に意識的に集中するプロセスです。今この瞬間の自分の状態だけに集中することで、過去や未来(への不安)から自分を切り離し、役に立たない後悔や不安を遠ざけ、心を安定させます。安定することで、具体的・実際的な対策を考える準備が整います。2.セルフコンパッションセルフコンパッションとは『自らの欠点、失敗、または人生におけるさまざまな苦しみに直面した時に、自分自身への思いやりを実践すること』(Wikipedia)と定義されています。日本人には「慈悲」と言い換えたほうが分かりやすいでしょう。自分自身への慈しみです。
0
カバー画像

うつ病家族に必要な〇〇力 -放置力-

うつ家族に必要な力の二つ目は「放置力」です。放置、というとあまり良くないイメージがあるかもしれませんが、うつ病のリハビリと長期療養期間で家族が潰れないためにはとても重要なスキルです。では、どんな風に「放置」すればいいか、考えてみましょう。1.放置=適切な距離を置くこと①心理的距離大事な家族がうつ病になれば、心配でそのことばかり考えてしまうのは仕方のないことです。しかし、自分にも生活もあればプライベートも仕事もある。うつ病の家族のことばかり考えていれば、それ以外が立ち行かなくなるのは当然の流れです。うつ病であっても、「相手は相手、自分は自分」と距離を取ることが必要です。②物理的な距離私自身も経験がありますが、本人が心配なのと、「淋しい」と言われるのと、一人では何も出来ない・しようとしない状態を知っているために、必要でもないのに常に一緒にいようとしてしまいます。これも長い目で見れば無理があります。いきなり自分だけ実家に帰る、とか、そういう荒療治はデメリットが大きすぎますが、1時間⇒3時間⇒半日、のように、物理的に離れている時間を作りましょう。「家族の看護に縛られている」という疲労感から解放される必要があります。③社会との距離残念な現実ですが、うつ病をはじめとした精神的疾患への偏見はまだあります。9人が心から心配してくれても、1人から批判的なことを言われれば、その意見に縛られ左右されてしまいがちです。社会の中で生きているのですから、周囲を完全スルーすることは難しいですが、「自分達にとって、今メリットとなる意見」以外とは距離を取りましょう。それは耳を傾けないのではなく、自分達の心の健康
0
カバー画像

HSPにおけるフラッシュバックとの闘い

フラッシュバックは私も日常茶飯事です。これは結構厄介なもので、突然脳裏に浮かび上がり、もう過ぎ去ったはずの過去の記憶が再びものすごい勢いで心を真っ黒に染めようとしてしまいます。過去の記憶を特に丁寧に編み上げるHSP気質の持ち主にとって、フラッシュバックはかなりのダメージを受けることがあります。下手すれば数日立ち直れないことも。あまり極端に体調を崩すようであれば、当然医師の助けも必要ですが、多くはそこまでいかなくとも、じりじりと感情をむしばんでしまう。いわゆる「どよーん」としてしまうのです。これには特効薬はありません。ただ、ある程度ダメージを和らげる習慣はあります。例えば、私であれば、フラッシュバックで過去の強烈なトラウマがよみがえってしまったときは、できるだけ早く安全基地へ戻り、心を落ちつかせつつ、「そういう悪夢のような状況を乗り越えて今があるじゃないか」と、自分に言い聞かせるようにしています。そして、今自分が安全基地にいるという思いをしっかりと胸に刻むこと。 過去は過去。それは変えられません。でも今自分が立っているのは「過去」ではなく「今」です。今、そして「これから」に目を向けていくこと。これは、効果抜群の対策と言うよりは「習慣」になります。とにかく意識を本能的にそちらへ向けていく習慣です。皆それぞれにフラッシュバック対策はあるのかと思います。ただ一つ、強調しますが、今は「過去」ではありません。今は「今」です。
0
カバー画像

安全基地

私には不思議なクセ?があります。それは精神的な不調を感じると小説を書くというクセです。過去3回そう言うことがありましたので、小説も3つ完成させています。(某SNSに有料で載せています。有難いことにお一人に購入していただきました。)頭の中が空っぽになったように何も考えられなくなり、自分の存在が消え行ってしまいそうな時、それを必死で食い止めるために私はペンをとるのです。下書きは原稿用紙と万年筆。清書はワードと決まっていますが、ペンを手に紙に文字を書いていると段々と自分を取り戻す感情が蘇ってきて、終いにはその小説の中の物語に没頭していきます。何度も書き、紙を捨て、何度も書き直し、読んでは捨てる。そう言うことを続けていると精神的な不調でどうしようもない状態の自分ではなく、小説の中の主人公に自分が成って行くのです。作品の中にこんな小説があります。タイトルは『プライベートライター』。コーチングを駆使しながらクライアントの私小説を書き上げる作家の話です。この主人公はクラアントのプライベートなことを小説にし、世の中に一冊しかない本をクライアントのために書き上げるのが仕事です。コーチ兼小説家の主人公とクライアント、そしてその二人の知り合いである調香師の女性。登場人物はこの三人。(もう一人だけバーのオーナーが出てきますが、全編ほぼ三人だけです。)コーチングセッションをしながらクライアントも気が付かない潜在意識を引き出して小説のストーリ(劇中劇見たいですが)を完成させていく様子を小説にしています。自画自賛ですが、最後のシーンは自分で書き上げた小説にも関わらず感情移入してしまい涙が流れてきます。主人公
0
9 件中 1 - 9
有料ブログの投稿方法はこちら