新しいアイデアを考えるための正しい方法
先日理工系学部の大学生さんと特許を取得できるようなアイデアを考える、ブレインストーミングを行いました。そこで、いろいろな話をした訳ですが、特許が取得できるようなアイデアを考えるにはちょっとした工夫が必要ですよ、というお話をさせていただきましたので、少しブログでもお伝えしたいと思います。イーロン・マスクが電気自動車を発明したのか?世界中で電気自動車をここまで普及させた人の一人はイーロン・マスクですが、彼が電気自動車を発明した訳ではありません。電気自動車の概念、試作機は長年自動車メーカーで検討されてきましたが、極論を言えば、ガソリンエンジン車よりも儲からないので商品化しなかった、というのがこれまでの経緯です。しかし、イーロン・マスクは儲かるように電気自動車を作れば良い、という発想で電気自動車を開発したので、当初車両価格が1,000万円を超えるような高級な電気自動車を環境問題に関心が高い裕福層にどんどん宣伝したことで売れる電気自動車を作ることに成功しました。つまり、イーロン・マスクは原価が高い電気自動車をどうすれば売れる商品にすることができるのか?を考えた訳でで彼が電気自動車を初めて作った人ではないのです。しかし、今ではイーロン・マスクは電気自動車を普及させた(発明した)ような扱いを受けています。iPhoneだってスティーブ・ジョブズが考えた訳では無いiPhoneの原型はデジタルで音楽を楽しむポータブルプレーヤーiPodですが、その元ネタはソニーのウオークマンです。彼はカセットテープやCDデッキを持ち歩いて音楽を聞くのはクールじゃないと考えて、音楽をデジタルに変換してハードディスクに
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