正しさと間違いの正体
正しい・間違いで物事を判断すれば、悪いものは悪いので感情が先に動きますから、何故そうなったか、何故そうするのかが見えなくなります。
例えば、親を殺してしまった事件があるとしましょう。
人を殺して良いと思うわけではありませんが、殺人が悪いという価値観だけ見れば、殺してしまった子供はただ殺人者。悪い人としか見えなくなります。しかし、人の行動には理由があります。背景には、親を殺してまでして抜け出したかった苦しみがそこに在ったりするかも知れないのです。殺したくなる程、相手が苦しみを与える言動や行動をとっていたかも知れません。ただ悪いことをした、だけではないのです。
視点が違えば「善・悪」は変わってしまいます。良いか悪いかは人間の決めた価値観だからです。白黒は、誰かの立場からの判断でしかない、と認識しておくことが大切です。
今、行なわれている戦争は、本当にロシアが悪いでしょうか?本当にウクライナが可哀そうな立場なのでしょうか?それは、その地域の歴史を学ばなければわかりません。無知である私には何とも言えません。
でも、本当に人を殺すのが悪いと言うのなら、まるで正義の為というような顔で、無償でウクライナに武器を提供してるフリをして、自分たちは安全なところから、人殺しの道具をウクライナに売りつけている国々は悪くないのでしょうか?
実際の目的は、ウクライナの人の命を救うためではなく、自国の軍事産業を潤し、ウクライナやロシアの人の命を犠牲に、自分たちの国を豊かにしようしている。そんな外野の国々は正義でしょうか。宇宙には良いも悪いもなく、それは人間の考えた価値観です。時代、地域、国、過去の歴史の情報
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