絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

21 件中 1 - 21 件表示
カバー画像

さかがみ家の取り組み

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。坂上忍さんが設立した動物保護施設【さかがみ家】をご存じの方も多いでしょう。 さかがみ家の様子がテレビでもしばしば放映されていますので、楽しみに観ている方も多いことと思います。 さかがみ家は、以前から犬猫の保護活動に取り組んでいた坂上さんが、2022年4月、私財3億2,000万円を投じて設立したものです。 真の動物愛がなければ、できることではありません。約4500坪の広大な土地上に、動物を保護するための母屋や、2000㎡のドッグランが併設されています。さかがみ家では、飼育放棄された犬や猫を引き取り、心身ともに健康になるまで面倒を見て、里親に引き渡すことを目的にしています。 坂上さんは以前から動物保護活動に取り組んでいましたが、動物保護団体が「寄付」と「クラウドファンディング」「ボランティア」の3点セットで運営されていることに疑問を感じていたとのことです。 欧米とは違って、寄付文化が根付いていない日本では、寄付だけで保護施設の運営をすることは困難です。 私が以前ボランティアに行っていた保護団体でも、寄付金頼みで運営していたために慢性的な資金不足に陥っていました。 そのため、スタッフへの給料支払いが滞り、スタッフが次々に辞めていくという悪循環が生じていました。 また、正規スタッフを雇わずボランティアに頼っているため、慢性的な人手不足に陥り、保護した動物の世話が行き届かない団体も目立つようです。 坂上さんは、以上のような動物保護団体の現状を見て、動物の命を守るという大義は良いとしても、「自立」という発想がないことに疑問を感じざるを得なかった
0
カバー画像

占ってみた 日本でもペットの愛護・規制義務強化が行われるか

こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。今回はペットについて取り上げてみました。ペットに対する虐待の問題や劣悪な状況での飼育の問題、無責任な飼育による事故など、様々な問題が明らかになっています。法規制も厳しい方向には進んでいますが、まだまだビジネス優先だったり、影響を顧みない自分勝手な対応があったり、更に規制や保護の強化を望む声もあります。さて、まだまだ甘いとされるペットへの愛護・規制義務は強化されていくのでしょうか。写真は鑑定の結果となります。左側が結果、右側が環境条件となります。まず結果ですが、隠者のカードの正位置が出ています。隠者のカード正位置は経験や助言、精神や慎重、思慮深さや思いやり、単独や忠告といった意味があります。ペットが身近な存在となっただけでなく、社会変化によってその関係性も昔と比べて大きく変わっています。やはり飼育に対する責任や周囲に迷惑をかけないという義務については更に強化されていくことになります。また、その考え方自体も人間で言うところの生存権に近い形になっていくことも間違いなさそうです。もちろん、人との比較は難しい一面もありますが、あまりにも無責任な飼育であったり、一部には希少動物の不法所持や購入・捕獲、危険性を伴う飼育環境などもあって、こうした規制は更に強化されていくでしょう。日本自体はまだ法規制では甘い状況もあり、行政もビジネス面での規制に後ろ向きなところもあります。こうした点は更に欧米の基準に近い形に変えていかざるを得ない方向に向かっていくことを示しています。次に環境条件ですが、教皇のカードの逆位置が出ています。教皇のカードの逆位置は保守
0
カバー画像

動物愛護における欧米と日本の違い。そして動物愛とは

JAL機のペットの件で、ペットも客室に載せろと言う署名運動が起きているそうですが、正直「正しく動物愛護を理解している」なら、そんなことを言い出さないはずですね。人間社会の中での動物さんは、以前にも書いたとおり「家財」です。「家財」は所有者が責任を持つものであり、故にその手許を離れれば全て他の家財と平等となり、公共交通機関でその優先順位を主張するものではありません。そういう意味で、「日本の動物愛護は欧米と比べて遅れている」等の言動も見られ、不勉強な言い分に頭が痛いです。そもそも日本と欧米では、動物さんに対する視点が全く異なり、比較することは意味が無い、と私は考えています。愛玩動物関連の団体は、欧米に追いつけ追い越せという風潮ですが、私はむしろ欧米から、日本に「ここが遅れている」などと言って欲しくないです。欧米(もっと言うとキリスト教圏)での動植物の認識は、「神から与えられた資源」です。土地も環境も全て、「忠誠を誓った唯一神が用意してくださった賜り物」という考えです。どのような「物」も、神の子で有る人間が自由にして良いのです。それ故、彼らの動物愛護精神は、「人間であるなら、もっと霊長らしく生きよう(神から見て正しくない飼育をしているかもしれない)」という根本があってのことです。鯨類が知性が高いと言って保護するのも、「神の子で有る我々が、知性有る動物を虐めては神が赦さないだろう」という所から来ています。基本、人間本位です。(だから自然災害でパニックになるのです。神がこんな不自然な環境を与えるはずが無い、と)日本では、その風土と宗教的な歴史から、人間を含めた全ての動植物が連鎖している・
0
カバー画像

【訂正】能登地震で改めて考えたい「動物さんとの防災」 その3

2023年1月2日に発生した羽田空港事故では、やはりペットが貨物として預けられており、助けられなかったとの情報がありました。動物さんを預けていたご家族の方の心情は察するにあまりあります。そして炎の中で為す術無く焼かれてしまった動物さんの冥福を祈ります。※初稿にて、ココナラのサービス提供ルールに反する文面がありましたので訂正します。こういうこともありますので、震災だけで無くご旅行に行かれる方のために、鳥に関して言えば「バードシッター」が存在することを知っていただきたいです(バードシッターで検索してみてください)。また防災観点からも「預け先がある」ということを知っていただき頼っていただくことが、最終的に動物さんの命を守ることに繋がることを訴えたいのです。何故か?まず飛行機をご利用になる場合、動物さんは「貨物」扱いになり、貨物室にて移動になります。客室での預かりも検討されているそうですが、その場合でも動物さんは「荷物」であるため、避難時一緒に、と言うわけに行きません(特に今回のような事態の場合)。新幹線でも、もちろん自家用車での移動であっても、これは変わりません。また前回の記事にも有るように、災害時の同行避難でも動物さんは「荷物」です。人間と同等に扱われることはありません。詳しくは動物愛護法を学んでいただきたいのですが、動物さんの「命」や「人格」は法律上保障されません。あくまで人間の所有物であり、家財としてのみ扱われます。簡単に言うと、動物さんを過度に「命」として扱うことは、人間社会に混乱をもたらしてしまうので、線引きしなければならないのです。もし動物さん≒家族だとしたら、それこそ誘
0
カバー画像

鳥さんは人間の道具では無い

私事ですが、10月に大きな手術をしまして、そのとき両親に世話になったので、お礼を持ってプチ帰省をしてきました。そこで、ここでもご紹介した三羽の保護鳥を迎えた話をしたときです。ライとあさぎが人間嫌いだという事を話したとき、母が「大変やん。そんなんじゃ、アンタの楽しみは何処にあるん」と言ってきたのです。そこで私は答えました。「私の楽しみなんてない。私は彼らが遺棄という、少なからず人間に不信を抱く体験をして傷ついているまま、ただ保護施設で暮らすよりも、多少は遊べて空も飛べる空間を提供したいだけ。彼らには彼らの生き方がある。彼らの好きなように暮らしてくれれば良い。私はそのための環境を、コツコツ整えてキレイを保つだけだよ」愛玩動物、と言いますが、鳥さんだけで無く犬猫さん達も含め、全ての生き物は人間の道具では無い、というのが私の信条です。もちろん、だから家畜は虐待だとか、野生動物の駆除反対とか、そう言うことを言うわけではありません。それはそれ、これはこれ。言いたいことは、人間が動物さん達を弄ぶために「愛玩動物」が居るわけでは無い、と言う考え。どんな姿でどんな大きさでも命です。人間にも命がある。命同士は対等です。その命を預かる以上、自分が楽しいかというのは二の次であって、命を繫ぐ・尊重するという心が先ず第一に有るべきだと考えているのです。ライとあさぎが、人間を好きになるかどうかは、私の姿勢と彼ら次第であって、「そうならなければ哀しい」というのはこっちの勝手なのです。八光(文鳥)の記事でも書きましたが、そう言う謂わば邪念を棄てて、黙々と彼らの命を守っていきたい。ただし、こう言うのは「普通にペッ
0
カバー画像

一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルのこと

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。前回のブログで、動物愛護法改正に向けて署名活動を行なっている【一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル】を紹介させていただきました。 小泉元環境大臣の夫人である滝川クリステルさんは動物好きとして知られ、動物愛護活動を以前から精力的に行なっておられます。 【クリステル・ヴィ・アンサンブル】は2014年5月29日にクリステルさんが設立された財団法人です。 同財団は様々な素晴らしい活動を展開されていますので、紹介させていただきます。 【クリステル・ヴィ・アンサンブル】は、アニマルウェルフェア(動物福祉)の精神に則して犬猫の殺処分をゼロにすることを目標に活動をしている法人です。 財団法人の名称「ヴィ・アンサンブル(Vie Ensemble)」は、フランス語で「ともに人生を歩む」「一緒の命」という意味だそうです。 「同じ価値の命がお互いに支えあう社会、共存・共生する社会」の実現への願いを込めているとのことです。 同財団では、保護犬・保護猫と新しい飼主とをつなぐ【Panel for Life (命のパネル)】という活動も展開されています。動物好きな方、動物愛護に関心のある方には、是非同財団のホームページアドレスを訪問していただきたいと思います。
0
カバー画像

保護鳥活動で心がけていること

鳥さんと生活したいのは長年の夢でした。そんな中で縁ができた「ことりのおうち」さんで、お家の無い鳥さんが自分の想像を遙かに超えて保護されていて、安心した居場所を求めていることを知った事が、保護鳥を引き取る活動に参加したキッカケです。そういった鳥さんの中でも、私は特に心身に障害がある鳥さんを優先で引き取るように心がけています。今日のカバー画の文鳥(八光といいます)がその一羽目でした。彼は見た目は普通の白文鳥ですが、右趾の第Ⅰ肢が正しく対向して居らず、脚が不自由な状態でした。それで最初は、ただただ彼が大変だろうと思って引き取ったのです。なお「対向」というのは、手脚の指が他の指と違う方向を向いている状態のことで、人間で言うと手の平の親指がそうですね。鳥さんの場合、インコ類のように二本ずつ対向しているのが「二趾対向」、スズメや文鳥のように前に三後ろに一で対向しているのが「三趾対向」で、鳥さんの生活スタイルによって、どの趾が対向しているか決まります。ところが八光は、趾以上に荒鳥であったのが問題でした。懐くとか懐かないとか以前に、とにかく攻撃的でろくに体重も測れず、いったんケージから出れば逃げて逃げて、遂に力尽きて落下するところを、人間が慌てて拾いに行く状態でした。最初はどうして良いのか、人間側の何が悪いのか、本当に悩みました。けれどもある日からふと、「とにかく淡々と、彼の生活環境を整える」ことだけに専念するようにしたところ、およそ2年後でしょうか・・・「遊べ」「かまえ」と言ってくるようになりました。今ではPCのモニタの上がお気に入りで、そこで人間の仕事を観察しています。考えてみれば保護鳥と
0
カバー画像

令和天皇ご一家の動物愛護活動

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。令和天皇の御一家は、以前から動物愛護活動を熱心に行なっておられます。 雅子さまは動物好きで知られ、東宮時代に、東宮御所に迷い込んだ犬や猫の世話をされたこともあり、盲導犬育成やアニマルセラピーといった社会活動にも深い関心を寄せてこられました。 令和天皇ご夫妻は、愛子さまが生まれる前から、2匹の犬を飼っておられました。 赤坂御用地に迷い込んだメス犬が産んだ10匹の子犬のうち2匹を引き取り、ペットとされたそうです。 2009年からは「由莉」という犬と一緒に暮らしておられますが、「由莉」は動物病院に保護されていたところを天皇ご一家が引き取られたとのことです。 現在、天皇ご一家は、愛犬の由莉のほかに2匹の猫と暮らしておられます。 2匹の猫は、愛子さまが小学3年生の時に家族として迎え入れられたとのことです。 2匹とも保護猫で、赤坂御用地に迷い込んだメス猫と、その猫が産んだ子猫とのことです。 このように、令和天皇家はずっと雑種の保護犬や保護猫を飼われています。動物愛護の活動は、令和天皇ご一家の動物に対する愛情の自然な発露であって、国民に範を示すというお気持ちはまったくないと思います。 しかし、天皇家が模範となって下さっていますので、ペットを飼おうと考えている場合は、ペットショップで買うのもいいですが、保護犬や保護猫に関心を寄せてみてはどうでしょうか。
0
カバー画像

パピーミルとは

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。以前のブログで、フランスで、2024年1月からペットショップでの犬・猫の生体販売が禁止されることを紹介しました。 アメリカのニューヨーク州でも、2024年12月からペットショップで犬・猫やウサギの生体販売が禁止されることが決定しています。 アメリカではニューヨーク州に先立ち、すでに、カリフォルニア州やメリーランド州・イリノイ州などで犬・猫の生体販売禁止措置が施行されています。 ヨーロッパやアメリカでは、犬や猫を「ペットショップで売らない・買わない」という流れが主流となりつつあります。 この流れは、子犬や子猫を乱繁殖させる「パピーミル」とペットショップとの流通経路を遮断することを意味します。 「パピーミル」とは「子犬工場」「子猫工場」のことで、犬や猫などの動物を大量生産・大量繁殖させる工場のようなビジネスのことです。 日本でも、劣悪な環境で子犬・子猫を大量繁殖させている悪質ブリーダーがしばしば摘発されていますが、その繁殖場のことをパピーミルといいます。 犬・猫を愛する良心的なブリーダーがいる一方で、反社勢力を中心とする悪質ブリーダーが後を絶たないのが実情です。 現状、ペット流通経路の大きな流れは次のとおりです。 ①パピーミルでの子犬・子猫の大量繁殖 ⇒ ②ペットオークションでの競り売り ⇒ ③ペットショップでの販売 ⇒ ④売れ残ったペットは「ペット引き取り屋」へ(つまり、事実上の殺処分) 「ペットショップで売らない・買わない」ということは、②の「ペットオークションでの競り売り」を成立しなくすることを意味します。 引いては、①の「パピー
0
カバー画像

フレンチブルドッグ繁殖禁止へ

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。ペット愛護先進国のひとつであるオランダでは、フレンチブルドッグをはじめとする短頭種について、2020年5月18日から、一定の条件をクリアしない犬を繁殖に使うことを法律で禁止しています。 フレンチブルドッグやパグは、品種改良により人為的に作り出された犬種です。 フレンチブルドッグやパグなどの短頭種は、見た目はとても愛嬌があって可愛らしいのですが、鼻先が非常に短いため、呼吸器の疾患に罹る危険が高いと言われています。 フレンチブルドッグなどの短頭種が苦しそうに呼吸をしていることがよくありますが、品種改良の結果、呼吸にも支障を来たす犬種になっています。 さらに、フレンチブルドッグやパグの赤ちゃんは頭部がとても大きいため、母犬の産道を通過することが難しく、フレンチブルドッグやパグは帝王切開で出産をするのが原則となっています。 ちなみに、ペットショップで展示されているフレンチブルドッグやパグの価格を見て、他の犬種に比べて高いなあ、と感じた方もおられると思います。 帝王切開は自然分娩とは違い、獣医の手を借りて出産をすることになるため医療費が掛かり、必然的にフレンチブルドッグやパグの価格も高くなるわけです。 品種改良の結果、フレンチブルドッグやパグは自然分娩ができない犬種になっていますが、これは異常なことであるといえるでしょう。 見た目の愛くるしさを追求するあまり、人間のエゴがフレンチブルドッグやパグを作り出し、そして、出産や呼吸の面でフレンチブルドッグやパグを苦しめているといえます。 日本は、動物愛護の点で、動物愛護先進国に比べて100年遅れてい
0
カバー画像

動物を遺棄している動物愛護団体のその後

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です以前、悪質な動物愛護団体のことを取り上げました。 保護している動物の世話を遺棄した挙句、「動物は1週間に1度世話すれば死なない」との発言をする者が代表を務めている団体のことです。 令和4年12月末まで3年ほど、私はその動物愛護団体に、犬の散歩ボランティアとして通っていました。しかし、私が保健所に通報したために、代表者は私を出入り禁止処分にしています。 その動物愛護団体は4か所に施設を持っており、2つの保健所が管轄しています。仮にA保健所とB保健所と呼びます。 まず、A保健所に対して立ち入り検査の実施を書面で依頼したところ、A保健所は2度に渡って立ち入り検査を実施してくれました。 しかし、第1種動物取扱業の登録取り消しに至るほど悪質ではないとのことで、結局2度の立ち入り検査のみで終わってしまいました。 そこで、次いでB保健所に対して立ち入り検査の実施を依頼したところ、B保健所は1度の立ち入り検査を実施しています。 結果としては、動物愛護団体の代表者に対して「きちんと動物の世話をするように」との口頭による注意で終わっています。 保健所は、管轄する動物愛護団体の登録を取り消す権限も持っていますが、残念ながら、今までに登録取り消し処分に至った事例は極めてわずかです。 中には、立ち入り検査を実施することを事前に動物愛護団体等に伝えていることもあるようです。保健所の人員不足等、いろいろと理由はあるようですが、動物愛護団体等を真剣に監督するつもりがあるのか、疑問に思う対応です。 しかし、保健所の立ち入り検査が効いたのか、その動物愛護団体のホームペー
0
カバー画像

甲殻類(エビ・カニ)は痛みを感じる

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。魚類や甲殻類(エビ・カニなど)が痛みを感じるかどうかは以前から議論されており、意見が分かれています。 日本では「活け造り」という食文化がありますが、もし魚類や甲殻類が痛みを感じているとしたなら、これほど残酷な調理法はないことになります。 魚類が痛みを感じているかは別の問題として、最近になって甲殻類の研究が進み、甲殻類は現に痛みを感じているのではないかと思われる実験結果が出ています。 これまで、甲殻類は動物のようには痛みを感じていないと認識されていたことから、生きたまま熱湯でゆでるという調理法が一般的でした。 しかし、甲殻類の痛み感覚に対する研究が進んだことにより、その認識は改めざるを得なくなったようです。 日本では、魚類や甲殻類は、動物愛護法の対象動物にも鳥獣保護法の対象動物にもなっていません。しかし、外国の例を見ると、さすがに一部の動物愛護先進国では、魚類や甲殻類も保護の対象になっています。 以下、動物愛護先進国での例を記しておきます。 ノルウェーの法律では、養殖魚を屠殺する前に気絶させることが求められています。 以前は、魚を気絶させるために二酸化炭素が使用されていましたが、窒息死は魚に苦しみを与えるとして禁止され、現在では、電気ショックまたは打撃による気絶の二つの方法が使用されています。 オーストラリアのニューサウスウェールズ州では、動物虐待防止法の対象動物に魚と甲殻類を含めています。同州では、ロブスターの下半身を生きたまま切断して調理していたレストランが、その殺し方が動物虐待に当たるとして有罪判決を受けています。 イギリスでは
0
カバー画像

ブリーダーやペットショップに対する規制の現状

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。 前回の悪質動物愛護団体に対する規制に続いて、今回は悪質ペットショップ等に対する規制について述べたいと思います。 前回のブログでも説明しましたが、ペットブリーダーやペットショップを開業するには、所轄行政機関に書類を提出し、「第一種動物取扱業」の「登録」を受けることが必要とされています。 悪質ブリーダーや悪質ペットショップを排除するためには、ヨーロッパ諸国と同じく、「登録」よりも厳しい「許可制」にすべきと考えますが、現状の登録制度の問題点を考えてみます。 第一種動物取扱業の登録の有効期間は5年間となっています。登録を5年ごとに更新するという形態です。いったん登録を受けると、近隣住民からの通報などがない限り、次回更新時まで、自治体の担当者が業者の施設を訪ねることはありません。自動車運転免許でさえ、優良運転者は別として、3年ごとに教習を受けて免許更新する必要があります。それに対して、動物の命を扱う仕事に関わる登録の更新期間が5年というのは、そもそも規定が甘すぎるといえます。 登録の更新期間を5年のまま維持する場合でも、例えば1年に1回は行政による立ち入り調査を行ない、動物が適切な環境で飼養されているかを確認すべきと考えます。そのようにすれば、悪質業者をかなり排除できるはずです。 また、悪徳ブリーダーを摘発するには、近隣住民の厳しい目も大きな役割を果たします。近くにブリーダーが住んでいて、動物の繁殖を行なっている場合には、日頃から厳しい目でチェックをし、問題があれば自治体に直ちに通報し、行政による立ち入り検査を促すことをお願いします。
0
カバー画像

どうぶつ弁護団が発足

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。 悪質ブリーダーや悪質ペットショップ、そしてペット引き取り屋などによる動物虐待は後を絶たないのが現状です。しかし、動物虐待を発見した動物愛護団体や一般市民が警察や検察に告発状を提出しても、警察や検察はなかなか動いてくれないのが実際のところです。 このような現実がある中、令和4年9月下旬、兵庫県伊丹市に【NPO法人どうぶつ弁護団】が設立されました。動物たちを守りたい、という熱い思いを持った弁護士・獣医師が団結して結成したNPO法人です。 どうぶつ弁護団を立ち上げた発起人は細川敦史という弁護士の先生で、細川先生は以前から動物虐待に関する事件を受けることがあったそうです。ただ、個人で動いても限界があり、また、依頼者が弁護士費用を負担しなくてもいいようにと、仲間の弁護士たちや獣医と共にNPO法人を立ち上げたとのことです。 殺人などの凶悪犯罪が発生した場合、警察や検察は直ちに動きます。しかし、動物虐待事案で動物愛護団体や一般市民が告発状を提出しても、警察などはなかなか動いてくれません。人に関する事件の捜査が優先され、動物に関する事件は後回しにされるようです。しかし、弁護士が告発状を提出した場合は、さすがに警察や検察の対応が異なります。 現時点では、どうぶつ弁護団の活動拠点は兵庫県伊丹市の1か所のみですが、動物虐待事件を無料で全国から受け付けてくれるとのことです。しかし、動物愛護に共鳴する弁護士は日本全国各地にいますので、今後、どうぶつ弁護団の活動が全国に波及し、どうぶつ弁護団の支部が全国各地にできるはずです。 動物虐待を発見した方は、是非どう
0
カバー画像

太陽のめぐみ🍊✨畑仕事でアーシング😄🎶

昨日、畑で蜜柑の収穫をしました🍊✨我が家の蜜柑、メチャクチャ美味しいんですょ😍無農薬、無肥料、無除草剤だからかなぁやっぱり、土が良い(=健康な)んでしょうネッ太陽のめぐみを受け、美味しく育ってくれた蜜柑を鋏で枝から切り取ると、これぞ天然のオレンジのアロマ🧡暖かい太陽と澄んだ空気、そんな天然のアロマ空間にとびきりの贅沢だなぁと、必然と呼吸も深くなります。枝葉で日光を遮られ、熟せなさそぉな子を見付けると太陽のめぐみを受けられるようにと、剪定しながらふと 太陽って愛だよなぁ〜 なんて思いこの子に愛が注がれる様にこの子が愛を受け取れる様にそんな思いで💗蜜柑と、蜜柑の木に向き合い過ごす一時でした😇私は、果物や野菜の 菜食 には何ら抵抗がありませんが美味しく頂く為に、蜜柑が熟すよう枝葉を切り落とすのって美味しくお肉を頂く為に、食用動物達を管理するのと何ら変わらないんだろうなぁ〜とは思います。だからと言って アニマルイーター にはなれませんが🙊💥愛情をかけて育てる気持ちは同じなのかナッ❓と。例え、霊性や精神や肉体に良いからと肉食を勧められたとしても私には、無理なものは無理なので🙉肉食系の人にとっても、同じなんじゃなぃかナッ⁇と思っています。Veganか否かは単に、自分と 性質が似ているかどうかの目安 でしかありませんが良い機会なので、参考にシェアさせて頂きますネッ1時間10分と長い動画です。今も続いている 信じ難い残酷な映像 も含まれていますので🙈💔覚悟の上ご覧下さぃ❤️‍🩹TheAnimalHolocaustチャンネルさん有難うございます💝以前は、痛みで話す事すら困難だった父ですが一般病棟
0
カバー画像

私達の意識が反映され🌎世界は創造される

一緒に暮らす動物を🐶手放さなきゃならない…自分にその経験が無いだけに どんな事情があるのか 想像してみました💬が…殺処分に連れて行く事情は実際 その立場に立ってみないと 想像が及ぶものではありません🙉結婚する時に、誰もが 別れるとは思っていない 様に動物と一緒に暮らすと決めた時はその子を、殺処分する事になるとは 思ってもみない と思います。きっと 余程の事情があって の事なんでしょうね❓ある、子連れで再婚した女性が結婚して 駄目だったら離婚すれば良い と思って再婚した。そう話をしてくれた事があります。一人じゃ寂しいから結婚したい、そう言う人もいます。動物と暮らす時、様々な 動機 があるでしょうし殺処分に対しても 様々な意見 があるかと思います。…遣り切れません🙈世界が感動!涙と感動エピソードさん、動画投稿有難うございます❤️‍🩹当然と言えるかも知れませんネッ⁈今 人間にも 同じ事が起きているのは💣こちら ↑ rumbleの方をご覧下さい💁‍♀️完全版では 興味深いデータ を作成し、説明して下さっています。YouTubeから飛べます😉💉17倍💦犬房先生、データの作成を有難うございます💝殺処分もワクチンも物事は全て 一人一人の意識 にかかっていて私達の意識レベル = 社会の現状正に 私達の意識の反映 により、世界は創造されていますょネッ内側に在る 関心 に加え外側から もたらされる発見 に対する関心を大切に頭と心を柔軟に自分を発展させ望む世界を意図し、創造していきたいものです😄✨この記事にご縁を頂き🍀有難うございます🥰あなたの望む未来へ❣️💖💗💓感謝と愛を込めて💓💗💖
0
カバー画像

平飼いたまごとゆう選択を🐓💗

私は 動物愛護の精神 からVegan化した訳ではありませんがその自覚が無かっただけでその 感性 が要因だったんだろぅなぁ、と感じる今日この頃です。とは言え、今でも、昔購入した革靴を履いてるし財布や鞄の革製品類も、昔購入した物を使用しています。…中途半端です(笑)だからか❓ 筋の通って無い人 は、直ぐ分かります🙋🏻‍♀️違和感を感じた通り、その答え合わせと言わんばかりに口で言ってる事に対して、その人の 実際の行動 が見事に違うそんな場面を目撃すると自分は 本当の意味で 正直な自分を表現出来ているだろぅか❓そんな事を思います。その人の本質は 行動 に現れちゃいますからネッ💦昨今 私達が強いられている事の数々 なんて私達が ずっと動物達に強要して来た事 でしか無くだからと言って Veganになりましょう とゆう話では無くてこれ迄は 無関心 だっただけで知る事によって 行動が変わる 可能性もある💡知った上で 変わらない選択 だって出来る。だから ただ知って欲しい そんな思ぃで💘今回はお届けします💁‍♀️私達Veganは(Veganなら、おそらく)たまごから🥚この動画の内容は、ある程度想像が付きます。分かっていても、観るのは辛い🙈ぃや 分かっているから 観るのが辛いのかも知れません💔どれだけ動物愛護精神を語るより何も語らず平飼いたまごを選択するその 行動に全てが 現れます😇〜そんな人の割合が増えて欲しぃ〜Veganになる必要なんて無ぃ栄養の詰まった美味しい(じゃない説は、ここでは一旦置いておいて😛)たまごを頂けるのは🐓 鶏のお陰 です❣️そんな鶏に 感謝と敬意を示し 平飼いたまごを選択す
0
カバー画像

ラブポチ信託によるペット保護(1)

こんにちは、司法書士の金城です。ラブポチ信託は、認定NPO法人ピーサポネットが開発した仕組みです。ピーサポネットの代表者は、犬や猫が殺処分されている現状を見て、ペットたちの命を守りたいという強い思いから、ラブポチ信託という仕組みを開発したようです。前回のブログで紹介したペット信託の場合、信頼できる受託者や受益者がなかなか見つからないという問題がありました。 ラブポチ信託では、信託会社が受託者となり、認定NPO法人ピーサポネットが受益者となります。受託者は信託会社ですので、個人が受託者になる場合とは異なり、信託財産が不正使用される心配がありません。また、ピーサポネットは、所轄庁から認定を受けている認定NPO法人ですので、受益者による不正使用の心配もなく、信託財産は確実にペットのために使われます。 全国に50,586あるNPO法人の中でも、所轄庁から認定を受けている認定NPO法人の数は1,247しかなく、認定の割合はわずか2%ほどという厳しさ(令和4年7月末現在)です。ピーサポネットが如何に優良なNPO法人であるかはお分かりになるかと思います。 ペット信託の場合は、受託者・受益者ともに原則として個人がなりますので、「信託した財産がキチンとペットのために使われるだろうか」という不安は払拭し切れないものがあります。しかし、ラブポチ信託ならその心配は無用のものとなります。 ラブポチ信託の仕組みは次のようなものです。 ①まず、飼主が生命保険会社との間でペットのために生命保険に加入します。例えばペットが犬1頭の場合、死亡保険金が500万円の生命保険に加入します。生命保険の受取人は信託会社にな
0
カバー画像

ペット等の殺処分の現状

保健所で殺処分されている犬猫の数はどれくらいか、知っておられるでしょうか。 令和2年度の環境省の統計によると、殺処分された犬猫の頭数は23,764頭に上ります。今から18年前の平成16年の統計では、約39万5,000頭もの犬猫が殺処分されていましたから、かつてに比べて殺処分数が激減したことは事実です。 ちなみに、殺処分の方法として年々その数は減ってきているものの、今でも使用されている主流の方法が「炭酸ガスによる窒息死」です。そのガス室には「ドリームボックス」などという欺瞞に満ちた名称が付けられていますが、犬猫たちは息ができず、悶え苦しみながら死んで行くことになります。 しかし、殺処分動物が多数の場合、保健所職員の安全性確保の面からもコスト面からも、炭酸ガスを利用せざるを得ないという現状があるようです。従って、殺処分数を減らせば、注射等による安楽死の方法が可能となり、残酷な「ドリームボックス」の廃止に繋がるでしょう。 なお、ヨーロッパ諸国では、「ペット動物の保護に関する欧州条約」に基づき、ペットの殺処分の際は獣医師が安楽死させることが原則になっています。日本も、一刻も早く見習ってほしいものです。
0
カバー画像

動物愛護のきっかけ

私が動物愛護精神を抱いたきっかけは次のようなものでした。 私が中学生の時ですから、もう40年ほど前のことになります。 私の実家の隣に倉庫があり、その倉庫の床下で、野良犬の母親が子犬5頭を育てていたようです。 ある日、母犬のみが保健所に連れて行かれたようで、倉庫の床下には子犬5頭だけが残されました。母犬がいなくなって、子犬たちは母乳をもらえず床下で泣いていたために、倉庫の近所の住民が子犬の存在に気付いて、そのうちの誰かが保健所に通報したようです。 通報を受けて保健所の職員が子犬を連れて行こうとしたところ、たまたま私はその場面に遭遇することになりました。おそらく、その日は土日か祝日であったはずで、私が学校に行っていたなら遭遇しなかったはずです。保健所の職員に、「ちょっと待った。私がすべて引き取って世話をするから」と伝え、子犬5頭すべてを私が引き取ることにしました。5頭とも未だ目が開いていませんでしたので、生後1か月も経っていなかったと思います。 引き取ったとはいえ、さすがに5頭も一度に飼うことはできませんので、両親や私の知り合いを通じて声を掛けたところ、幸い4頭は飼主が見つかり、残った1頭を私が飼うことになりました。貰われた4頭のうち2頭は3才ぐらいで死んだとの連絡を後に受けましたが、短い命であったとはいえ大切に育ててもらったようです。 私が飼うことになった1頭を含め、残りの3頭は天寿をまっとうすることになりました。ちなみに、5頭の子犬の母犬を私は知っています。ある日、学校から帰宅したとき、私の家の門の前に母犬がいて、私の方に寄ってきましたので、食パン1枚をあげたことを覚えています
0
カバー画像

コミュニケーションを使ってドッグトレーニング

ワンコのベストポジション。飼い主に背中を向けて座るのが落ち着くのですね。決して素っ気ないわけではありません。 犬はまさに番犬ですからね。こうやってポジショニングして、あらゆる敵から愛するご主人を守るわけです。 先ほど国際的に有名なドッグトレーナーの方の記事を見ました。個人的に既存のドッグトレーニングのやり方は好きではありません。刺激反応のトレーニングのやり方だからです。 わたしはワンコとコミュニケーションを取ってトレーニングします。既存のドッグトレーニングと違い、なかなか上手くいくには時間がかかりますが、ワンコが自らの意図で主人に従う。そのほうがなんか優しい感じがします。 そして、意図は通じるのです。言葉とか種とかそういったものは単なるツールであって、相手を思う強い思いって、相手が何であれ、どんな関係であれ、通じるのですよ。 しあわせに、そして、長生きてほしい。そのわたしの強い思いが通じて、このノーベル師匠は3年前の瀕死の状態から蘇り、現在わたしとしあわせに生きてくれています。今年16歳になります。チワワの平均寿命は11歳、とても健康です。 さて、話が少し逸れましたが、ノーベル師匠はそうやって、わたしの意図とコミュニケーションでもってトレーニングしています。 まだ歯みがきと長時間のお留守番、お散歩を我慢することくらいしかできませんが、それを嫌々やっているわけではないので安心しています。ただ淋しい思いをさせているのは少し心が痛いです。
0
21 件中 1 - 21
有料ブログの投稿方法はこちら