【訂正】能登地震で改めて考えたい「動物さんとの防災」 その3

記事
コラム
2023年1月2日に発生した羽田空港事故では、やはりペットが貨物として預けられており、助けられなかったとの情報がありました。
動物さんを預けていたご家族の方の心情は察するにあまりあります。
そして炎の中で為す術無く焼かれてしまった動物さんの冥福を祈ります。

※初稿にて、ココナラのサービス提供ルールに反する文面がありましたので訂正します。
こういうこともありますので、震災だけで無くご旅行に行かれる方のために、鳥に関して言えば「バードシッター」が存在することを知っていただきたいです(バードシッターで検索してみてください)。
また防災観点からも「預け先がある」ということを知っていただき頼っていただくことが、最終的に動物さんの命を守ることに繋がることを訴えたいのです。

何故か?
まず飛行機をご利用になる場合、動物さんは「貨物」扱いになり、貨物室にて移動になります。客室での預かりも検討されているそうですが、その場合でも動物さんは「荷物」であるため、避難時一緒に、と言うわけに行きません(特に今回のような事態の場合)。
新幹線でも、もちろん自家用車での移動であっても、これは変わりません。
また前回の記事にも有るように、災害時の同行避難でも動物さんは「荷物」です。人間と同等に扱われることはありません。

詳しくは動物愛護法を学んでいただきたいのですが、動物さんの「命」や「人格」は法律上保障されません。あくまで人間の所有物であり、家財としてのみ扱われます。簡単に言うと、動物さんを過度に「命」として扱うことは、人間社会に混乱をもたらしてしまうので、線引きしなければならないのです。
もし動物さん≒家族だとしたら、それこそ誘拐・人質・身代金の対象とまでなり、動物さんが更なる危険に曝されます。
これでは人間社会のルールが追いつきません。やむを得ない事なのです。

そこで
今後旅行に行かれる方、そして被災された方
どのような場合でも、ご自身の身近に「家族」が居ないのは辛くて哀しいから一緒に居よう、と言う気持ちはとても判りますが、そのために側に置いておくのがある意味、人間のエゴになってしまうことがあります。
何処かで割り切って、動物さんの「命」を繫ぐ最善策に身を委ねることは、決して飼い主としての責任を放棄したことにはなりません。
出かけて、「家族」と再会して、また暮らし始める。
被災したけれど、再建した後にもう一度「家族」と暮らし始める。
その選択肢を取ることを検討してあげてください。
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