「古着に感じる魅力は、“人の時間”と“デザイン性”が詰まってるから」
はじめに気づけば、服を買う時はだいたい古着屋にいる。新品も嫌いじゃないけど、どうしても古着のほうに惹かれる。なんでだろうって考えた時、たぶん「服の中に人の時間があること」と「今では贅沢なデザイン性」が詰まってるからなんだと思う。古着は“誰かの人生の一部”が残ってる古着を手に取るとき、ふと考える。このTシャツ、前に着てた人はどんな人だったんだろう。どんな街を歩いて、どんな音楽を聴いてたんだろう。袖の擦れとか、タグの色あせとか、そういう“使われた跡”が逆にかっこよく見える。誰かが生きてきた時間が、服の中に少し残ってる感じ。それを自分が引き継ぐのが、なんか良い。ここ最近一番印象強いのは、裏返すとサンフェードがかかっていたバンドTシャツ。あれには心打たれた。流行から少し離れて、時間の外にいる服ファッションって、いつも“新しさ”を追いかけているような気がする。でも古着は、その真逆を行ってるというか。10年前のデザインが今また新鮮に見えたり、流行が一周して戻ってきたり。結局のところ、服の価値って「今っぽいかどうか」よりも、「今の自分に合っているかどうか」なんじゃないかと思う。古着を選ぶ時間は、“自分の感覚を取り戻す時間”でもある。不完全だから、落ち着く新品の服ってピシッとしてて綺麗だけど、どこか緊張する。古着はちょっとヨレてて、完璧じゃない。でもそこが良い。「これでいいじゃん」って思える。“欠けてるもの”を受け入れる感じがして、なんか自分にも優しくなれる。着るたびに、服と自分が馴染んでいく感覚。それが、古着の魅力の根っこにある気がする。おわりに古着を着るようになって、服を選ぶ時間がもっと好
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