ヤギのパーシーとライオンのカム~自分軸~
アメリカ合衆国、大都会のニューヨーク。自由の国にはいろいろな者が住んでいます。おしゃれなマンションに住んでいるのは、意識高い系の皆さん。ちょっと不思議で、でも他人ごとに思えない、こんなお話を…。6階建てのマンションの1階に住んでいるのはヤギのパーシー。そのパーシーと友達でマンションの4階に住んでいるのはライオンのカム。パーシーはある休日、テレビショッピングを見ていた。ドドドドドドド!!「カム!カムー!僕、もっと健康になるよ!」マンションの廊下を猛スピードで走ってきて突然ドアを開けたパーシーにライオンのカムは驚いた。「パ、パーシー!びっくりしたよ、どうしたんだい?」「さっきテレビで、お肉を食べるとたくさんたんぱく質が摂れて健康になるって言っていたんだ!僕、今日からお肉をたくさん食べてみるよ!カムはたくさんお肉を食べているからそんなに元気で力が強いんだね!」ヤギのパーシーはそう言いました。「だけれどパーシー。君は草食動物だろう?そもそもお肉を食べれるの?大丈夫なの?」カムはみんなの気持ちを代弁するかのような、当たり前の疑問をぶつけました。しかしパーシーはそんなことお構いなし。やると言ったらやるタイプです。ヤギのパーシー、肉食生活1日目。お、お肉ってなんだか変なにおいがして固いんだな。ヤギのパーシー、肉食生活2日目。うーん、おなかがパンパン。沢山は食べられないな。ヤギのパーシー、肉食生活3日目。うぅ…。なんだか顔色の悪いパーシーを心配してライオンのカムは声をかけました。「パーシー…無理をしないほうがいいよ、君には君に会った食事があるんだ。食べたいと思うものを食べて、おいしいと思うもの
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