流行りのマインドフルネスのルーツ
グーグルが研修プログラムとしてマインドフルネスを取り入れたことで日本でも瞑想について見直されてきました。グーグルでは、チャディー・メン・タンという仏教瞑想の経験者がサーチ・インサイド・セルフ(SIY) という仕組みにして拡げました。SIYはジョン・カバットジンのマインドフルネスストレス低減法(MBSR)や「EQ 心の知能指数」のダニエル・ゴールマンの理論などを元にして組み立てられています。思いやりや相互理解を深めることでパフォーマンスを上げることを目的にしています。カバットジンのMBSRは禅やテーラワーダ仏教に伝わるヴィパッサナー瞑想を元ネタにしており宗教色をぬいて、科学的な思考方法に加工しています。ニューエイジ運動の流れを感じます。既存の宗教や文化に反発するカウンターカルチャーの時代に比較的新しい学問である心理学が技法を再検討して取り込んでいったような形です。サピエンス全史のユヴァル・ノア・ハラリもヴィパッサナー瞑想の実践によりあの壮大な本を完成させたと語ってます。ヴィパッサナー瞑想とはヴィパッサナー (Vipassana) は、物事をありのままに見る、という意味です。インドの最も古い瞑想法のひとつで、2500 年以上前にゴーダマ・ブッダによって再発見され、普遍的な問題を解決する普遍的な治療法、 生きる技として、多くの人に伝えられました。 宗教とはかかわりをもたないこの技は、あらゆる心の汚濁を取り除き、解脱という究極の幸福を目指しています。日本ヴィパッサナー協会からの引用です。ここはゴエンカさんという方が作った組織です。千葉と京都に瞑想センターがあります。サムネの写真は京都の
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