雑念の効用

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コラム
私は、初心者なので歩く瞑想をしています。

雑念が生じていないときは、身体の様子を観察します。
雑念が生じたときには、雑念を観察します。

雑念が沸き上がるところをとらえられれば、それで雑念と取り組まないので、雑念はなくなってしまいます。
一応、これがビィバッサーナ瞑想の流儀です。

ただ、雑念が生じたときに、雑念に没頭してしまうことがあります。
特に、興味を持っていたけれども、心の中にしまっておいているようなことや、
過去の楽しかったことや、悲しかったことなども、没頭しやすいです。
つまり、心の中で一時預かり状態になっているものがあるとそれが出てきます。

瞑想中に雑念に没頭すれば、一時預かり状態の物がなくなってしまいます。
特に、過去の楽しかったことに没頭できれば、幸せのホルモンがどんどん出てくるでしょう。

では、悲しかった経験はどうかというと、自分なりの結論が出るか、負のエネルギーが使いつくされてなくなってしまうのではないかと思います。

つまり、瞑想すると、心の状態が幸せ側に傾くということです。
簡単にいうと、心のデトックス効果があるということです。
副次的なものですが、これは雑念の効用と思います。

チベットの僧などは、一日に10時間も瞑想をすると聞いています。
実は、なんでこんなに瞑想をするのかとも思っていました。
一日10時間も使えば、瞑想以外に生活に使える時間はわずかです。

だから、毒(トックス)も少ししか入ってこれないと思います。
それに加えて、瞑想でデトックスばっかりしていたら、心もきれいになるのは当たり前なのかと思います。
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