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安心して休養するための3要素

 うつ病になるとまず言われることは「ゆっくり休養してください」ということ。医師も、会社も、家族も、友人もそう言ってくれるでしょう。 しかし、言われたからといってすぐに「安心して」休める人などいるでしょうか。 会社で休職の手続きが済んでも、出社しなくて良くなっても、心では会社と同じリズムを刻んでいませんか?もうみんな仕事始めてるな、あのプロジェクトはそろそろ納期だったはずだ、今週の会議は何を話し合ったのだろう、などなど。 これで安心して休養することなど、果たして可能でしょうか。 そもそも言われてすぐ実行できるなら、うつ病にまで発展していないでしょう。 状況が許さず、性格的にも追い詰められてうつ病になってしまい、休養しなくてはいけなくなった時。 必要なものは「納得」「見通し」「生活基盤」です。1.休養することに「納得」するずっと走り続けてきた人が「止まれ、走るな」と言われても止まれません。止まること、走らないことへの罪悪感や喪失感を感じたり、そもそも止まり方が分からなかったりします。「休養する」とは、どんなことでしょうか。会社に行かないことですか? 横になっていることですか? 家から出ないことでしょうか?「休」という字には、心身をやすめる、一時停止する、そしてよろこばしい、という意味があります。「養」という字には、育てる、栄養を取る、体力をつける、という意味があります。つまり、一時停止して心身を休め、栄養をつけ体力を取り戻し喜ばしい状態にする、ということですね。決してサボること、怠けること、逃げること、負けることではないのです。今は休養を必要としている状態にいる、ということを、まず
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「休んでいいのか不安」な人が知らない、脳が疲れ続ける本当の理由【心理学が答えを出した】

休職中・退職後の「何もしていない罪悪感」「休んでいいと言われているのに、なぜこんなに苦しいのか」そう感じたことはないだろうか。休職して数週間。客観的には「休んでいる」はずなのに、なんだか全然休めていない感じがある。ぼーっとしていると「このままでいいのか」という気持ちが浮かんでくる。スマホでSNSを開けば、仕事をしている同期の投稿が目に入る。そのたびに、胸のあたりがざわつく。夜、布団に入っても考えが止まらない。「早く復職しなければ」「休んでいる自分は役立たずだ」「このまま社会から置いていかれる」——気がつけば、寝るべき時間に頭の中で仕事の心配をしている。休んでいるはずなのに、疲れる。これが、多くの休職者が経験する「罪悪感のわな」だ。実は、この状態には名前がある。そして、構造がある。「ゆっくり休め」という言葉だけでは解消できない理由も、ちゃんとある。この記事では、「休んでいるのに休めない」という状態がなぜ起きるのか、その仕組みと、本当の意味で回復するために必要な視点をお伝えしたい。第1章:「休む」だけでは回復しない理由:不安が学習される仕組みまず、少し意外な話をしたい。「不安」というのは、感情ではなく、ある意味で「習慣」に近いものだという話だ。不安の心理学的な研究によれば、不安は単なる主観的な感情ではなく、認知的成分(危険だという思い込み)・生理的成分(心拍数の増加、発汗など)・運動的成分(逃げようとする、固まるなど)という三つの要素が組み合わさったものだとされている。つまり、「何もしていない自分はダメだ」という思い込みがある限り、体はずっと「危険信号」を出し続けるのだ。会社で「成
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将来の不安がゼロにならない科学的理由と、それでも前に進んだ人たちの「たった1つの違い」

日曜の夜、また眠れなかった日曜の夜、スマートフォンをスクロールし続けている。転職サイト、キャリアの記事、「休職からの復帰体験談」、「退職して後悔したこと」。気がついたら2時間が過ぎている。画面を閉じて、また開く。何かを決めなきゃ、という気持ちはある。でも、何も決まらない。頭の中がうるさいのに、何も進まない。そういう夜が、もう何週間も続いている。ナオミさん(30代前半、事務職)はそんな状態が半年続いていた。休職して3ヶ月。体はだいぶ楽になってきた。でも、頭の中だけがずっとグルグルしていた。朝起きると、「今日こそ何か決めよう」と思う。でも、夜になると、また何も決まっていない。夜中に目が覚めて、胃のあたりが重い感じがした。「まじめにやれていない自分がダメなんだろう」と思っていた。でも実は、そうじゃなかった。不安で動けない状態は、メンタルの弱さとはまったく関係のない話だった。頑張れば頑張るほど、出口が遠くなる理由これは、汚れた布でガラスを拭いているようなものだ。拭けば拭くほど、汚れが広がる。ナオミさんがやっていたこと——情報収集、体験談を読む、転職サイトで求人を眺める——これらは全部、「汚れた布でガラスを拭く」に当たる。悪意があるわけじゃない。むしろ、真剣だからこそやっている。でも、やればやるほど、混乱が深まる。なぜこうなるのか。実は、かなりシンプルな構造がある。ただ、それは自分一人では気づきにくい。自分の目で自分の目を検査するようなものだからだ。僕の話をしよう。製造業の会社に入って10年以上経ったころ、ある時期が本当にきつかった。朝5時半に出勤して夜9時に帰る。そういう日々が何年も続
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"本当の自分"を探すのをやめたら見つかった

この記事はフィクションですが、カウンセラーは実在し個人カウンセリングを提供しています クライエント設定: 美咲さん(仮名)・32歳・IT企業プロジェクトマネージャー(休職中3ヶ月目) 適応障害と診断され休職。その間、自己理解のため様々な診断テストや本を読み漁るが、かえって「本当の自分がわからない」と混乱している状態。 ________________________________________ 診断結果が増えるほど、わからなくなった 美咲さんは、私の前で大きなため息をついた。 美咲: すみません、今日もこんな感じで...。最近、何をしても中途半端で。 ダイキ: どんなふうに中途半端なんですか? 美咲: 休職して3ヶ月、自分を見つめ直そうと思って、エニアグラムとか、ストレングスファインダーとか、MBTIとか...いろんな診断やったんです。本も20冊くらい読みました。 美咲さんはスマホの画面を私に見せた。診断結果のスクリーンショットがずらりと並んでいる。 美咲: でも、結果を見れば見るほど、自分がわからなくなって。「あなたは内向型です」って言われても、仕事では普通に話せてたし。「論理的思考が得意」って出ても、感情的になることもあるし...。 ダイキ: たくさん調べたんですね。 美咲: はい。でも...なんていうか、診断結果が増えれば増えるほど、身動きが取れなくなった感じがするんです。 知れば知るほど、動けなくなる ダイキ: 身動きが取れないって、どういうことでしょう? 美咲さんは少し考えてから、ゆっくりと話し始めた。 美咲: たとえば、転職活動しようと思っても、「私は内向型だか
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明日が見えない、が消えない

この記事はフィクションですが、カウンセラーは実在し個人カウンセリングを提供しています クライエント ユウコ・女性________________________________________ 見えない明日への恐怖 ダイキ: こんにちは。今日はどんなことを話したいですか? ユウコ: ......あの、なんか、毎日が怖いんです。 少し間があった。ユウコは膝の上で手を握り締めている。 ダイキ: 怖い、ですか。 ユウコ: はい。朝起きると......このまま何もしないで時間だけが過ぎていくのが、すごく怖くて。でも、何をしたらいいのかも全然わからなくて。 ダイキ: 時間だけが過ぎていく、と。 ユウコ: もう3ヶ月も休職してて。最初は「ゆっくり休もう」って思えたんですけど、最近は......明日どうなるのか、1年後どうなってるのか、何も見えなくて。 声が少し震えている。 ユウコ: 転職サイトとか開くんですけど、見てるだけで息苦しくなって。でも見ないと焦って。どっちにしても苦しいんです。 「中立ゾーン」という名の迷子 ダイキ: 今、ユウコさんはどこにいると思いますか? ユウコ: ......どこって? ダイキ: 例えばですけど、前の職場を離れた。でも、次にどこに行くかは決まってない。そんな状態って、どんな感じがしますか? ユウコ: ......迷子、です。真っ暗な場所で、どっちに進んだらいいかわからない感じ。 ダイキ: そうなんですね。人生の大きな変化の時って、実は誰もがそういう「迷子」の時期を通るんです。 ユウコ: みんな? ダイキ: はい。今までの役割や肩書きを手放したけど、新しいもの
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