【Excel VBA】PDFをExcelに変換した後の問題

記事
IT・テクノロジー

YouTubeでも紹介しています。是非、ご覧ください。



PDFを、Excelに変換するということはよくあると思います。
私は、実務ではそんなに使いません。
しかし、最近、必要に迫られて、既存の知識を利用して、整形してみました。

PDFをExcelに変換した後の問題


こんにちは。伊川です。
今回は、PDFをExcelに変換したのちの、問題です。
さすがに、VBAで、PDFをExcelに取り込むということはしません。
それは、PDFのページ数が多いからです。
書籍なので、VBAで実行しても、途中で、停止すると思います。
しかも、VBAで、PDFをExcelに取り込めるか、どうかもわかりません。
Pythonを利用すればできそうな気もします。
PDFを、Excelに変換するソフトは、結構ありますよね。
何を利用するかという問題はありますが、私は、Wondershare PDFelementを利用しています。
無料でも利用できますが、スタンプが入ります。
永久ライセンスを購入しましたが、使い方に関しては、難しくありません。
しかし、Excelに取り込んだけど、その後は、どのように整形するのかという問題です。

このブログはこんな人にお勧め

PDFのデータを、Excelに取り込みしたい人
PDFのデータを、Excel等で、有効活用したい人
VBAを勉強している人



このブログを、読み終わるころには・・・・

世の中は、ペーパーレス化の時代です。
紙を利用する前に、データを有効活用しましよう。
結局、しおりを利用するより、ハイパーリンクを利用する方がはるかに便利だということがわかります。


VBAで、整形する

VBAや、プログラム全般に言えることですが、便利だと実感がわかないと、勉強しません。
なんでもそうですが、面白いという気持ちが大切です。
今回の題材は、司法書士試験の過去問です。
予備校から、配布されるPDFのテキストを、もらってもどうしようもありません。
なので、これを、使いやすいように、アレンジします。
特に難しいVBAは利用しません。
今まで、動画、ブログで紹介した内容で、アレンジします。
VBAで整形する 作業手順 その1 PDFをExcel化した状態
1.jpg

こんな状態になっています。
セルの中に、丸ごと、問題が記載されています。
また、答えは、次の、シートに記載されています。

2.jpg

こんな感じです。
いつも、思うのですが、問題を左、解答を、右にすれば、効率よい勉強ができると思うのは、私だけでしょうか?
過去問は、解くものではなく、読むものだと思います。

3.jpg

しかも、シート数は696です。
人海戦術では、やってられません。

VBAで整形する 作業手順 その2 問題文の横に回答を転記する

4.jpg

とりあえず、こんな形にしたいと思いました。
問題は、Table 7にあります。
解答は、Table 8のRange(“A2”)にあります。
解答を、Table 7のRange(“H5”)に転記をしたいと思いました。
このような場合には、ループを利用します。
For~Next構文です。

5.jpg

上記のコードで、アッという間ではありませんが、1分ほどで転記が完了しました。
特に、難しくはないと思います。
3年前くらいに、数値型の変数には、数字を足すことができるんだと、感動したことが、記憶に新しいです。

VBAで整形する 作業手順 その3 問題文と、解答を整形する

6.jpg

1つのセルに、問題文も、解答があってもどうしようもできません。
このまま利用するには、拷問に等しいです。
だから、問題と解答を、セルに転記します。
1問ずる、コピーして、貼るなんてことはません。

7.jpg

Split関数を利用します。
つまり、vbLfで、区切られています。
特定の文字で区切られているなら、Split関数の出番です。

8.jpg

このように、問題文と、解答が、セル毎に格納できました。
読みやすいですよね。

VBAで整形 作業手順 その4 なぜ整形したのか?

それは、もちろん、ACCESSに取り込むためです。
1問ずつ、ACCESSに入力することで、その問題をデータベース化できるからです。
一旦、ACCESSに格納してしまえば、後は、いかようにも、自由自在に、データを扱えるからです。


ここがポイント

会社で、利用するVBAは、もっと適当に書いています。
会社で利用するコードは、使い捨てが多いです。
とりあえず、やりたいことが実現できれば問題ないからです。
このように、サクサクっと、カンタンなコードが記載できるようになると、あなたのVBAのスキルは、中級なのかなと思います。

まとめ
今回は、競馬以外で、どのように利用するのかを紹介しました。
最近は、競馬も、データが築盛してきたので、データを利用して、予想するのが楽しいですね。
試験問題も、データ化することで、分析が可能になり、弱点を知ることができます。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す