私の友達は地方民
福建省出身で地元の企業に勤めている友人がいます。福建省には方言が複数あるそうです。友人自身も方言を話しますが、会社の社長と同僚が別の地区の方言で会話していると、その話の内容が理解できないと言っていました。
また友人には小さな甥っ子さんがいますが、家ではその子を普通話で育てているので、地元の言葉は話せないそうです。
私はそれを聞いて、よそのお宅の教育方針ながらも、その子の先行が少し心配になりました。
学校に上がってから同級生の会話に参加できないのではないか、社会に出てから上司や同僚とのコミュニケーションがとりにくくなるのではないかと。やはり地元の言葉と普通話が両方話せるバイリンガルに育ってほしい。親戚でも何でもない私ですが、考えてしまいました。
地元の言葉と標準中国語の二階建て
ちなみに友人の話では、地元の人は家庭で方言を話して育ち、小学校に入学してから普通話を習うそうです。
ということは、彼らがの幼少期に覚える母語は地元の方言です。これが一階部分だとすると、小学校から習う普通話が二階部分に当たります。
中国≒EU(西ヨーロッパ)
これは私の個人的な見解ですが、中国における普通話(標準語・共通語)と方言の関係は、ヨーロッパの英語やドイツ語・フランス語等の関係と似ているのではないかと思います。ヨーロッパの言語はゲルマン語やラテン語の系統がありますので、中国と比較するのは適当でないかも知れません。
中国の方言≠日本の方言
中国語と日本語ではたとえ単語の漢字が同じでも、多少異なるものを指し示す場合があります。
これはイメージですが、普通話と方言である広東語の隔たりは、英語とスペイン語くらいかけ離れているのではないでしょうか。
普通話と広東語はどちらも中国語ですが、言葉そのものが異なります。
対して日本の方言は、中国語で言うところの”口音 kǒuyin”や”腔儿 qiāngr”「なまり」に相当します。
つまり「方言」という単語は、日本と中国では意味が同じではないということになります。
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