”顧客の「懐具合」に照準を合わせ、人々がお金に関して感じている”痛み”の軽減に「ネオバンキング」は力を入れている。
特に、世界中に蔓延しているコロナにより多くの人々が、経済的に窮地に立たされ家庭では家計のやりくりに追われている。
ネオバンキング自体は大手銀行が普通しているようなやり方で稼ごうとしている。
では、どんな所に差異があるのだろうか。
1つには全てデジタル化されている点。
モバイル機器1つで全てのサービス提供を顧客が受け取る事が出来る。
他には、給料日前々日には給料の支払小切手を現金化出来る。
また、当座貯金の手数料は無料であることが多く、50~100ドルくらい
までは口座の残高を超えて小切手やデビットカードを使っても手数料が取られない。
更に給料の支払小切手から数ドルを自動で普通貯金口座に回してくれるネオバンクもある。
現在、世界各地でコロナが蔓延し、英国では再びロックダウンとなり4週間休業と外出制限が掛かっている。
この先行きが見えない不透明な社会において、金融業界だけではなく各業界新たなサービス展開が始まっている。
日本においてもコロナ感染率がピークに迎えていた時期は、各企業「在宅勤務」「在宅ワーク」が勧められた。
これから日本が抱える課題は「子育てと介護」の両立が求められる様になり、出社が必須である家族にとっては、非常に頭を抱える問題であった。
そして大多数の社員が「在宅勤務」となると起きるであろう「課題」にばかりに目が向き、踏み出せずにいた企業も多かった。
それが2020年4月以降から各企業在宅勤務が出来る人々は、自宅勤務へと切り替えていった。
今回のコロナによって新たなサービス体系が台頭し、人々の価値観や長年積もり積もった固定観念がいい意味で崩されたといっても過言ではない。
コロナ感染の流行・蔓延が徐々に終息した先の社会において、「このサービスはこうあるべき」「働き方とはこうあるべき」といった考え方から、フランクに物事が考えられる社会が訪れる事を願う。