色の力
よく神社やお寺に五色の布がかかっていることがあります。
これは陰陽五行説から来るものです。
五色はそれぞれ、青・赤・黄・白・黒です。
またそれぞれ意味がありまして、
青 → 木
赤 → 火
黄 → 土
白 → 金
黒 → 水
です。
五行説では
万物はこの5のエネルギー(五行)の特性を持ち、形作られていると
考えられています。
また円環していて、互いに生気を与える関係があり(相生と言います)
木が火を生み(木が擦れると火が出る)、
火が土を生み(火が燃え灰が土になる)、
土が金を生み(土の中から金属が出る)、
金が水を生み(金属が冷えると水滴ができる)、
水が木を生み(水がきを育む)、そしてまた木が火を生み・・・。
となっています。
そして、逆にお互いを攻撃し合う関係(相剋と言います)があります。
木が土を剋し(木の根が土をえぐる)、
土が水を剋し(土が水の壁になり止める)、
水が火を剋し(水が火を消す)、
火が金を剋し(火が金属を溶かす)、
金が木を剋し(斧が木を切る)、
そしてまた木が土を剋し・・・。となっています。
互いに生気を与えたり、攻撃したりする関係性になっていて、
エネルギーがぐるぐる回り、動き続けています。
エネルギーが周り続けることは、安定でありバランスです。
宇宙は常にバランスを取っているのです。
神社やお寺にある五色の布は、この周り続けるエネルギーを表し、
そしてどれかのエネルギーが突出しないバランスを表しています。
安定・安寧・平安を願ったものでしょう。
五色の布はバランサーの役割があるようです。
五色の紐で家内安全
家庭でも季節の行事で見られます。
こいのぼりの一番上のカラフルなものがそうです。
五色は魔除けの意味で使われたり、知恵を授かるために使われたりします。
先ほど説明した通り「安定」という意味もありますので、
ご家庭で五色を取り入れると運気が上がり、さまざまなトラブル回避につながり、安定をもたらしてくれるかもしれません。
我が家は五色の紐を鎖編みにして、家の中に飾っています。
車の中に入れておけば、交通安全に繋がるかもしれません。
写真は五色の紐を編んだものです。
五色の物なら紐でも布でも良いので、工夫次第で色々なものができます。
皆さまも是非、運気改善に使ってみてはいかがでしょうか?