恋愛成就や仕事、入学試験など、私達は人生のいろいろ場面で神社やお寺にもご利益があると聞けばお参りにいきます。
例えば神社に行った時、名前と住所を言うとか、何回頭を下げるとか、いろいろと細かいルールがあるようですが、それはまぁその通りにするとして、お参りに行った後の心構えについて今日は書きたいと思います。
前に一度、お参りをお勧めした方が「昨日お参りに行ってきました。それで何かカードが変わるか見てほしい。」と依頼されたことがありました。
いやいや、そんなすぐには何も変わりません。
神様は、お参りに来たあなたの顔と名前と住所を昨日初めて知ったばかりです。
「彼と一緒になれるなら、大好きなチョコレートを食べるのも我慢します。」と誓ったあなたが本当にチョコレートを食べないで頑張っているのか、今日も明日も見ていらっしゃることでしょう。
そして、一生懸命がんばっているあなたを時間をかけて知り、それなら何か助けてやってもいいと思って初めて、あなたと彼をつないでくださるのだと思ってください。それくらいの時間かかって当たり前だと思いませんか?
日頃、神様なんていないしと言って何も頑張っていない人が「明日試験です。合格させてください。」と言ってもそれほど効き目がないのも当たり前。
毎日通学路の神社に手をあわせ、頭を下げて、勉強頑張りますと宣言している人は、顔を覚えてもらっているでしょうし、試験会場の近くで手を合わせている時に、地元の神様が「うちの子なのでよろしく」って言ってくれていると思っています。
神様だってお付き合いの方法があるものです。
ちょっとお礼の順番間違えたくらいで、お賽銭忘れたくらいで怒るような神様もいないと思いますが、ホイホイと願いを叶えてくれると思っても、あまり効果はないと思う今日この頃です。何事も日頃のお付き合いが大切。